わが家の男女分担
 

 妻と持分を明確に分けています。炊事、洗濯、風呂焚き、あるいは布団の上げおろしなどの家事はすべて妻の担当であり、決して私に手出しをさせません。もちろん、いざというときは、例えば妻が倒れた時などは、私が引き受けるつもりです。

 木の伐採、薪づくり、あるいは開墾など、危険な道具を用いる仕事や力仕事は私が担当し、妻に手出しをさせないようにしています。もちろん妻にも、私が死んだりした時のことを考えて、手ほどきはしており、薪割りなどを妻は大好きになっています。

 要は、お互いに性差や得手を見計らって持分を分担し、依頼する心や感謝する心を楽しみながら、いざというときは1人になっても生きて行けるように、と努めています。この場合の生きてゆける、という意味は、配偶者が助け合うことによって効率を上げ、お互いが秘め持って生まれたお互いの創造的な欲求を発見しあい、助長しあい、それを仕事に選べるようにしたいものだ、との考え方から生じています。