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アイトワ循環図

正常な日々は物忘れの日々 12/04/08

 生活のリズムは、月曜日から完全に旧に復しました。とはいえ、遅れていた夏野菜の畝起しから手をつけ、夕刻には最寄りのホームセにでかけて夏野菜の苗を買い求めながら、トマトの苗を失念しています。そこで水曜日に、富美男さんを誘ってキンギョなどのペットも扱う遠方のホームセンターに出かけながら、トマトの苗や白いハナモモの苗木を買っただけで、ペットを扱う売り場を覗くのを失念しています。

 この間に、海外旅行中の郵便物に目を通し直したのを皮切りに、たまっていた新聞や旅行中の忘備録の整理、異常天候の体験、あるいは日に1つの割りで始めた水槽の掃除だけでなく、歯医者や新たに通い始めた病院に出かけたり高僧を迎えたりしています。

 「新しい生活」ぶりを知らせる興味津々の手紙を、月曜日にやっと読み直すゆとりを得ており、出産の下りで目を釘付けにされています。その人は産婆さんの助言もえてその日を迎えたようですが、産婆さんや病院の手を借りずに生んだ、というのです。

 火曜日の異常気象は日本中を荒らしまわり4人もの死者を出しましたが、わが家の一帯も大変でした。異様な風音と雷鳴が天空に響き渡たり、大きなヒョウがバリバリと天窓のガラスや瓦などを打つ一幕もありました。その最中に医者通いをしています。

 翌水曜日は一転して好天になり、庭を見て回りますと太い枯れ枝やスギの枝がところ狭しと散乱していました。昼前には水島さんを、午後からは富美男さんを、そして夕刻にはスリランカの高僧を迎えています。富美男さんには3年越しになっていた3つの鉢植え植物の土替えに、水島さんには薪小屋の骨組み作りに手をつけてもらえました。

 水曜日以降も天候は落ち着かず、隔日のごとくに雨に見舞われただけでなく震え上がるような日もありました。しかし、買い足したキュウリを始め、ナス、トウガラシ、そしてトマトだけでなく、コイモの種芋も植え終えました。この他にも、畑地の野草抜きを始め、キュウリの種をポットにまいたり、ハナモモの苗木を植えたり、週末にはオオガハスの大きな鉢の手入れもしています。温室では妻がポットにまいておいたインゲンマメの芽も出揃っていますし、畑ではエンドウマメが順調に育っています。

 オオガハスの手入れでは、昨年同様に友人夫妻の助成を得られましたから、(朝のうちに水を1人で汲み出しておいたこともあり)2時間足らずで無事に済ませました。とはいえ、キンギョとメダカが各1匹ずつしか生き残っていない、という心配事に気付かされています。それまでに済ませた3つの水鉢でも随分メダカやキンギョが減っていたのに、富美男さんと水曜日に訪れたホームセンターでペット売り場を覗かなかだったのです。

 もう1つ心配なことがあります。それは三崎美男さんのメモで知ったことです。三崎さんは、近辺でよい野鳥の撮影ができると、いつも写真をポストに放り込んでくださるのですが、金曜日のミサゴの写真に添えられたメモが気になります。今年は、なぜか野鳥の数が例年の10%ぐらいしか見かけられず、ネズミモチの実が腐り始めている、とありました。チェルノブイリでは事故後に野鳥が激減していた、と聴いたことがあります。

 今週はトピックスがもう2つありました。それは、5日(木曜日)がアイトワの26回目の誕生日であったことです。2つ目は、翌6日に妻の人形の飾り付けに初めて同道したことです。妻は時々人形の嫁入り先から飾り付けの要請を受け、それを喜んで受けてきましたが、そのわけがよく理解できたような気にされました。
 

両面にわたってびっしり綴られた「東風見聞録」が添えられた手紙と、春を感じさせられた絵手紙。前者の「新しい生活」の報告によれば、私たち夫婦の生き方を参考にしてくださったようですが、私たち夫婦には未知の世界も綴られたいました。感動です。「やっとこさ生まれたお子はなんとも太いへその緒と立派な胎盤を携えてきました! 産湯は使わず、噂に聞く“芳香用水”を思う存分に吸い、たとえようのない心地よい香りにまったり〜 これぞ究極の香りぞ」とありました。

畑仕事の一貫として、過日買い求めた小型の備中鍬の改良を試みました。この鍬の先端を尖らせただけの改良で、除草作業にさらなる弾みがつくようになり、夏野菜の畝を仕立てるのが楽になりました。まず末期に入っている冬野菜の花芽を収穫してから抜き去り、次いで除草をし、その上で、耕します。収穫した花芽は漬物にしますが、浅漬から発酵が始まった古漬けまで、各段階を味わうのが私の春の楽しみの1つです。

水鉢の掃除は、好天の日に1つずつ手をつけています。まず朝一番に、バケツなどに汲んだ自然水を水鉢の側に並べておき、同じ水温の水を用意することから手がけています。

水鉢の1つに、これまでに見たことがない卵(?)が産み付けられていることに気付きました。これから注意して観察したく思っています。この鉢では、生き残っていた金魚やメダカがいませんでしたが、小型のタニシがかなり育っていました。その卵かもしれませんが、それにしては卵が大きすぎるように思います。

旅先で買い求めたパンが切れたかと思うと、手作りのシホンケーキだけでなくおいしそうなパンもいただき、おかげで2週間にわたって朝食に洋食が多くなり、洋食に合う野菜料理をたっぷりと味わう日々が続いています。

過日の「フキノトウ茶漬け」についで、春一番の「菜の花弁当」を味わいました。この添え物として、庭の野菜が天ぷらになりましたが、オオガハスのレンコン(掘り出すときに傷をつけてしまった分)も生かされており、独特の風味を味わいました。

オオガハスのレンコンは、なぜか昨年の半分ぐらいしか育っていませんでした。今年は腐葉土を入れずに発酵油粕だけを施肥し、花のつきなどその後の様子を見てみようと考えています。昨年は、葉がよく育ちながら花の数が2つと少なかった。