事情を飲み込んだ
 

  かつて数十匹のミツバチを、居間の電灯の明かりで呼び寄せてしまい、夜更かしさせたことがあります。その時のことを妻は即座に思い出したようです。

 そのせいでしょうか、妻のほうが厳格に、焚口はもとより、浴室の照明でも、電球などの直射光線が屋外に漏れないようにし始めましたが、私は「さてどうする」と思案しています。その後、師匠と相談したからです。師匠は「実験のつもりで、普段通りにしておれば」とのことです。いずれハチが慣れるだろう、との見方です。問題はもうひとつあります。煙とその匂いの問題です。

 風呂の煙突から立ち上がる煙と匂いも気になりますが、2つ目の一群が棲みついた方は、囲炉裏場の近くです。つまり、多い時は、週に2〜3度も焚き火の煙を一帯に漂わせます。これも、師匠は「実験のつもりで、普段通りにしておれば」とのことです。