案の定
 

   巣を取り出して常温で放置しておくとスムシが発生するおそれがある、と『ニホンミツバチの週末養蜂』で学び、慌てました。案の定、発生していました。それまでにボールに垂れて溜まっていた澄んだ密を、30cc余を、スムシの糞が混じっており、無駄にしました。

 また、スムシが棲みついた部分を切り取って捨てましたから、蜜を絞れた部分は半分以下になってしまい、惜しいことをしました。それでも、蜜が100cc余も採れましたし、蜜蝋も少しですが採れました。その蜜の味を、早速グレープフルーツにかけて用いて味わいました。この味を学生たちとも共感したくて、2度目のオヤツは蜜を塗ったマフィンにして、味わってもらいました。

 この日、学生は、最初に棲みつき、せっせと細密に出かけたり帰ってきたりするハチの様子だけでなく、さまざまな場面に立会いました。2度目に棲みついたハチの一群を写真で見た。キンリョウヘンを移動させ、その直ぐ後でキンリョウヘンに群がりはじめた光景を見た。ハチが採蜜する樹の下で、大きな羽音に耳を傾けた、など。


 

スムシの糞が混じっており、無駄にしました

蜜が100cc余も採れました

蜜蝋も少しですが採れました

蜜を塗ったマフィンにして、味わってもらいました
 

細密に出かけたり帰ってきたりするハチの様子

2度目に棲みついたハチの一群

樹の下で、大きな羽音に耳を傾けた