美しいカナヘビとの触れ合い
 

 わが家の「ワラビ道」には、目線が表土の位置になる部分があります。そこで、妻はとても綺麗なカナヘビと出くわし、思わず立ち止まり、何をしていたのか、と尋ねたくなったそうです。

 しばらくして、静かに語りかけながら妻が手を差し伸べると、そのカナヘビはペロリと妻の人差し指の爪を舐め、そして消えさったとか。もうそれだけで、妻はとても幸せになりました。かつてはカナヘビも怖かった妻ですが、ハイヒール事件をキッカケに大好きになっています。

 出かけようとしていた妻は、履こうとしていたハイヒールにカナヘビが逃げ込んだことに気付きました。そこで、こわくなって、ハイヒールを振り回したり、床にコンコンと打ち付けたりしたそうですが、出た様子がない。

 そこでハイヒールを覗きこむと、カナヘビが四足を踏ん張り、放り出されないように頑張っていたのです。その時から、カナヘビが怖くなくなり、むしろ可愛くなり、見かけると話しかけたくなったようです。