都会版サファリパーク
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強い風雨で、車はゆすられました。とはいえ安全なところから、つまりその窓を通して、同時多発的に生じる集中豪雨の凄さを多角的に眺めることができました。マンホールから水柱が吹き上がり、みるみるうちに道路は水浸しなど、コンクリートジャングルの意外な一面、弱点を知り得たのです。 インドネシアでのスコールを思い出し、「その比ではない」と思いました。それは定期的でしたし、強い風を伴っていませんでした。第一、自然がその雨を計算に入れたかのような生態になっており、スコールごとに生態系が蘇っていました フト気付くと、私は目の前で生じている事象に心を奪われ、「好奇心の餓鬼」になっていました。その時に、ジンバブエなどで訪れたサファリパークも思い出しています。 帰宅した時にちょうど風雨は収まりましたが、庭は少しも雨の恩恵には預かっておらず、地表を激しく流れた雨水の被害だけが目立ちました。コンクリートジャングルとか東京砂漠などといった言葉がありますが、よく言ったものです |