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 100年後のために今できること】という大きなテーマ

 友人から、リクチュール関連の仕事の後、その母体とも言えそうな「ReFashion」勉強会に参加しては、と誘われました。その後、深夜まで歓談です。談論風発は深夜までつづきましたが、繊維関係業界紙の元記者も一緒でした。この人が、商社時代の「森さんに取材をしたが、いくらメモを読み直しても記事にできなかった」と笑いを誘いました。この発言は、私には最大の褒め言葉と思われました。

 私には翌朝にこそ真の狙いがありました。リクチュールを環境省外郭団体の支援金付きプロジェクトにした友人。木田豊さんにある青年を紹介したかったのです。この青年・桑原真明さんは「未来エキスポ」というプロジェクトを京都で推進しています。

 本年12月は、京都議定書の目標期限ですが、そこから公表し、100年後を見据えて繰り広げようとしている催しです。昨年私は、この青年たちが繰り広げる「収穫祭」や、この春の「田植祭」にも参加しています。桑原さんは、東大大学院に進んだ関係で、今は東京にいますから、これ幸いにと呼び出しました。

 なお、先々週末に、ヒカリエで開かれていたリクチュールショウを見学していますが、その時に案内してもらった女子大生は、桑原さんが代行として名指した人です。1年間早大に学びに来ていた京都の学生で、「未来エキスポ」に関わっています。

 この金曜日に迎えた松尾素直さんは、「未来エキスポ」を桑原真明さんと手を携えて推進している青年ですが、岡部さんが繰り広げる「いってらっしゃい・おかえりなさいプロジェクト」を紹介しました。100年後の衣生活を考える上で、とても大切なプロジェクトだと見ているからです。

 松尾素直さんから、100年後の衣服はどのようなものになるか、などの質問があり、想うところを述べました。きっと若者の感受性が得心させたはず、と思っています。リクチュールプロジェクトがその方向を目指して突き進むことを願っています。