「体操服!いってらっしゃい おかえりなさい プロジェクト」
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『次の生き方』を上梓した(2004年)ころでは、ドイツの衣料品リサイクル率は1994年の25%との数字しかわかりませんでした。しかし今では70%を超えたと聞いています。 このたびの発表会で、私は「未来エキスポ」や「リクチュール プロジェクト」にも触れました。「未来エキスポ」は京都の若者が主となって立ちあげた運動です。この「未来エキスポ」で、「体操服!いってらっしゃい おかえりなさい プロジェクト」や「リクチュール プロジェクト」を取り上げてくれることになっています。 もちろん世間では、工業社会の物質的豊かさという悪しき一面に酔っ払う若者が目に余ります。しかし、その陰にはまだ少数派とはいえ、次代を見つめ、立ち上がりつつある若者もいるのです。その若者は、戦時中と違って、特高警察に捕らえられるようなことはありません。つまり、この物質的に恵まれた時代に甘えない若者が、若さという感受性で、長いスパンを想像し始めており、1つの動きとして集っているわけです。その応援団の1人として、遅ればせですが、私も加えてもらいたい、と願っています。 このたびの発表会では、「未来エキスポ」のメンバーが2人、最後に舞台に立ちました。そして、とても良い締めくくりの発言をしたわけです。 |