お金には手を触れず
 

 妻と国内で行動が共に出来るときは、妻が支払いなどには極力携わってくれます。それは妻が、私の願いを知っていてくれているからです。

 私はおカネに手を触れるのが苦手です。もちろん、おカネはあるに越したことはありませんし、とても大切な手段だと思っています。しかし、興味を持ち出すと、私のことですから躍起になってしまい、振り回されそうですから用心しているわけです。

 妻が財布の管理にあたっているのは、幾つかの理由があります。まず第1は、計算力がスコブル弱いこと。とにかく数字が嫌いなようです。にも関わらず、第2は、おカネを決して疎かにはしていない。第3は、母に「あんたはケチやね」と言われたことがあり、その時から開き直ったのか、いっそう無駄遣いをしなくなったことです。夕食にカキフライが出た日は、スーパーでカキが安く売っている日であったのしょう。

 それよりも何よりも、第4に、決してキャッシュカードを持とうとはしないことです。計算力が弱いことを自覚していないようで、現金決済のほうが安心なようです。

 もちろん妻も、おカネに触るのは私とは別の意味で嫌いなようです。ですから、私と一緒に海外旅行に出たときは事情は一転します。妻は一切おカネには触りません。為替レートなど考えるだけでも嫌なようです。