親日トルコ
 

 日本人がトルコの人たちを救出した海難事故はトルコでは知らない人はいません。今も、その記念日には、学校で子どもたちが教わっています。

 後年、トルコは万事休すになった日本人を、同国人より優先して救出しました。その理由は「それがあたりまえでしょう」との回答であったとか。余談ですが、この救出要請は、現地の伊藤忠店の代表者が、トルコの大統領に電話で直接頼んでいます。

 311の折に、日本は多くの国々からの救援部隊に助けられましたが、原発事故のあとも、アメリカ隊は居残ったことが日本で大きく報道された。しかし、欧州からいち早く駆けつけ、最後まで残って救援活動に携わったトルコ隊のことは報道されなかったように思います。また、この折には、トルコ中の旗が半旗になっていたことも日本では知られていないと思います。

 昨年から日本の教科書に、上の万事休すになった日本人を、トルコが2機の特別機を派遣して救出した事実が盛り込まれるようになった、とこのたびの集まりで知りました。