さまざまな作業
 

 まず全員で無煙炭化器の使い方、活かし方を体験してもらいました。

 途中で止まっていた作業の1つが完成しました。石畳道の踏み石の間にピンコロ石を埋めて、一輪車を通しやすくする作業です。4人の男子学生を引率した3回生の村井由利加さんが、初参加の2人の一回生、生街道旅人さんと内田玄大さんを指導して仕上げました。次いで、この3人は、常緑樹の落ち葉をかき集めて、腐葉土小屋に運びこむ作業を経験し、さらに、この2人の一回生には、コイモの土上げをしてもらいました。この作業は、予定外でした。ひょっこり訪ねてもらった富美男さんに、この作業ができていなかったことを指摘され、2畝あるコイモの畝の1畝の土上げを私がして、それに見習って他の1畝の土上げをしてもらいました。

 経験者である2人の2回生、池澤駿さんと稲浦祥悟さんはまず力仕事に挑戦しました。見本として私が用意しておいた鬼瓦のディスプレイを見た上で、もう1つの鬼瓦のディスプレイをつくる基礎作りに手を付けました。3本の竹の根を掘り起こす開墾作業でした。ついで2人は、暗渠造りにとりかかりました。囲炉裏場のかさ上げ工事の主要な作業の1つは排水施設です。このたびの5人を迎えるために、明渠部分を私は完成させておきました。この明渠に流れ込んだ水を流し去る暗渠を埋め込む基礎工事を、この2人にしてもらったわけです。

 最後の作業は、太い立ち枯れのクヌギを切り倒す作業でした。倒した丸太の玉切りは、全員に経験してもらっています。まず私が見本を見せ、次いで村井由利加さんが挑戦し、続いて4人が試みたわけです。

 このたびは、オヤツが4度ありました。2度目のオヤツは焼き芋です。無煙炭化器の威力・美味しい焼き芋を提供する力を体験してもらいました。3度目のオヤツは、富美男さんが庭で採れたクリを取りに戻ってくださったおかげです。残念ながら、私が焼き加減を失敗し、半ば炭のような焼き栗にしてしまいました。
 

無煙炭化器の使い方

3回生の村井由利加さんが、生街道旅人さんと内田玄大さんを指導して仕上げました

2畝あるコイモの畝の1畝の土上げを私がして
 

池澤駿さんと稲浦祥悟さんはまず力仕事に挑戦しました

鬼瓦のディスプレイ

明渠部分を私は完成させておきました

暗渠を埋め込む基礎工事を、この2人にしてもらった

美味しい焼き芋を提供する力を体験してもらいました

庭で採れたクリを取りに戻ってくださったおかげです

半ば炭のような焼き栗にしてしまいました