庭の山菜を堪能したり
 

 2人目の書生・彬さんは、無農薬有機栽培野菜の栽培とその生かし方に興味を持っています。私が見る望ましき野菜とは、無農薬・有機肥料での露地栽培野菜です。その究極の1つは山菜ですから、今週は、ワラビ、タンポポ、クコ、スギナ、カラムシ、ヒメジオン、そしてホトケノザを庭で摘み、それらをいかした惣菜を試してもらっています。

 今週の美味は、多々ありましたが、その1つは、なんといっても、先週の超早採りの白子の筍に続いて味わえた立派な「京都の若筍と鳴門のワカメの炊き合わせ」でしたが、

 わが家のタンポポを活かしたサラダで、初物のアスパラガス、旬のミツバとチマサンチェ(かきチシャ)、そして残り物のダイコンとシイタケをあえました。次いで2種のパンもどき。綾部のピザパーティと、わが家で調理窯の試用で余った生地を、前者は薄く延ばして、後者は丸めて焼いたものです。これからは、積極的に、余熱でパンを焼こう、と語り合っています。

 カラムシのベーコン巻も美味でした。ホトケノザを単独で用いたお惣菜は初の試みでしたが、これからは常連食材になりそうです。スギナは乾燥させて粉にして、活かし方を考えます。

 ちなみに、今週は、イカナゴの釘煮のシーズンに次いで、2軒のお宅に、毎年この時期の贅沢を満喫させてもらっています。先週の白子の筍で早春を実感しましたが、今度は柔らかくて見事な(1つで2s以上もあった)旬の筍を堪能させてもらえたのです。次いで、山椒の花と若芽の佃煮でした。わが家では、新旧書生に手伝ってもらい、山椒の花を摘んでいますが、伸幸さんには(フキノトウ茶漬けは体験してもらえましたが)この佃煮を味わってもらえていません。
 


クコとスギナ

カラムシ

ヒメジオン

ホトケノザ

タンポポを活かしたサラダ

2種のパンもどき

カラムシのベーコン巻

スギナは乾燥させて粉にして

1つで2s以上もあった旬の筍

山椒の花と若芽の佃煮