休肝日をつくる
 

 この1週間、妻が願うように、休肝日を複数日つくれました。かつてないことです。飲んだ日も、押えました。湯割りの焼酎を1杯で納めるとか、調理窯の試し使いの折も、1本のビールで済ませています。なんとか、彬さんに、タバコもやめさせようとしています。

 このたびの書生・彬さんは、伸幸さんとは立場がまったく異なります。伸幸さんは「次代における会社」の運営をより良く行うことを願って、参考にしたいとのことで、寝食を共にすることを求められ、応じました。それは、これまでのように、消費者をターゲットとするセールスプロモーションに注力する考え方ではなく、カストマーズケアー中心主義です。

 彬さんは、いわば居候です。その願いを汲んで、その良き能力の開花に関わりたくて、受け入れました。ですから、私の期待は異なります。酒の扱い方も異なります。

 わが家では食前には酒を添えませんが、伸幸さんには、積極的に食膳に酒を、主としてワインを添えました。そして酒を肴にして、次代を希求するタイプの人が求めるであろう話題をとりあげました。その話題は、拙著『人と地球にやさしい企業』や『「想い」を売る会社』などの取材時に経験したことを活かしています。

 彬さんには、生きる方向を見定める上で役立ちそうなことを考えたく思っています。