地獄行きの切符を払い戻し、極楽行きの切符に買い改めることを勧めました
地獄行きの切符とは、工業文明の物質的な便利さや快適さにあこがれて、その方向にむかおうとしている路線の列車に乗っていることを指したつもりです。その地獄行きの列車から見ると、めんどうそうに見えることが多々あるでしょうが、それが異なる豊かさや幸せを約束する路線もあるようで、その列車に乗る切符を、極楽行きの切符と言いたかった。 問題は、残念なことに、このいずれの切符を買って、いずれの列車に乗ってしまうかによって、お互いの言い分に対して、すんなりと聞き入れがたくしてしまいそうに思われることです。とりわけ、地獄行きの切符を買って、その路線の列車に乗ってしまうと、極楽の話が聞き取りにくく、「マサカ」とか「ホントに」との疑いの言葉をはさみたくなるのではないでしょうか。少なくとも、私お体験ではそうでした。