メルトアウト
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これは新しい言葉でしょうか、急速に広まりつつあるようです。原子力発電所の燃料が解け落ちることがメルトダウン。原子炉圧力容器から燃料が溶け出てしまうことがメルトスルー。さらに、最後のとりでである格納容器を高温の燃料が突き破ることがメルトアウトということになります。 youtube上に、図解入りでわかりやすく福島第一原子力発電所のメルトアウトを解説した動画(福島原発 メルトアウト:核燃料が地下水脈に接触の可能性! 佐藤暁氏 6/19)があります。GE(ジェネラル・エレクトリック社)に在籍し、日本政府に原発のアドバイスしているという佐藤暁氏が、メルトアウトについて説明、今後の対策のありようについてコメントしています。 この動画では、すでにメルトアウトしている可能性が指摘されています。燃料は、すでに地下深くまで到達した可能性がある、というのです。そのうえで、メルトアウトしているのなら、水で冷やすことにこだわる必要はない、とアドバイスしています。もし、放射性物質が地下深くまで到達しているなら、水で冷やせば冷やすほど、汚染水が増え、放射性廃棄物が大量に生産されてしまうことになるからです。 原子炉から少し離れた場所でプルトニウムを検出した、ということは、メルトアウトの根拠になりうる、とも述べています。燃料が格納容器外の水と反応して、プルトニウムを拡散させていることが懸念されています。 どうして、こうした大事なニュースが国民の目に触れにくいのか。そのわけを、多くの国民はすでにおおよそのことを知っています。それに加えて、戸苅春香さんの口を封じたやり方は、大本営発表時代を思い出させ、とても不気味です。 |