歓談

 

 フランスには地球ベースで水飢饉が生じたときに、その供給を世界的に展開するうえで雄飛しうる屈指の水メジャー(と呼ばれる水道事業)組織がある。アメリカには、ペプシやコカコーラなど、いつでも飲料水を販売できる世界的なネットワークを張り巡らせている。ニュージーランドを旅行したら、無数に用意されている観光コースの散歩道(トレイル)に踏み出せば「動いている水は安心して飲んでください」とガイドに教えられる。旅行者はペットボトルの水を捨て、小川の水を汲みとり、飲んではまた汲み足している。

 わが国は大丈夫か。水で不自由することはあり得ないか。貧富格差が広がる傾向にあるけれど、国民は安全な水ぐらいは無償で保証されているのか。放射能問題も含めて、国は安全を保証しようとしているのか。安倍さんは盛んに国益を口にするが、国益の対象は何か。国民だけでなく、国民の心も潤す野生動植物の生存も保証できる国をいじするために、うるわしき国土を維持するために国民を誘導しているのか。このような想いをこめて、言葉を少なめに選びました。

 つまり、名水に恵まれた国土ですから、なんとかして名水を守る意識を大切にしたくなるように導いてください。そのために生き方を改めるまでの意識を育みなおさなければいけないとおもいますから、ご活躍ください。そのような期待を好き勝手に述べて、挨拶に代えました。