手分けして
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スモモの大手術をするために、いわば切開する必要がありました。横に張った太い枝を、エンジンソーで次々と細切れにしながら、切り取ってしまう作業です。学生に、切り落とす細切れを受け止めてもらい、囲炉裏場まで運んでもらったわけですが、おかげさまで「あっというま」に片付きました。 もちろんその間に、見えなかったコンクリートまで切ってしまい、急きょ学生に見守ってもらいながら、刃の目立てもしています。 この作業と、U字溝の移動の他は、ほんの手本を私が示しただけで、あとは学生に任せました。いつものごとく、作業項目と出来栄えの説明をしたうえで用いる道具を与え、各人が希望する作業に当たってもらうわけです。 枯れたカシの伐採。この背丈10m以上の木は、10年以上も前に枯れたものです。カシだからよかったものの、あと数年も放っておくと倒壊しかねません。そこで、地表から1.5mほどのところから切り倒してもらいました。ロープも用いる伐採作業でしたが、学生は見事にこなしました。 傾いたスギの伐採。この背丈15m余の木は、地表から2mほどのところたで、木に悪しき傷がついたことが原因で、傾いたわけです。まだ枯れてはいませんが、傷つけたところから切り取りました。いずれそこから新芽を吹かせるのではないか、と期待しています。 サクラの移植。この木はちょっと気の毒な木で、2度目の移植です。「ここでよかろうと思って」個の苗木を植えたところが、ツル性野菜の畑にすることになったからです。今年、そばに棚を設けて、ヘチマを植え付けました。場所としては最適でしたから、過日、恒久化するために基礎を固めました。しかし、苗を植えた場所がこのサクラの根元に近く、サクラが大きくなれば日陰を作ります。あるいは、ツル性野菜が好き勝手に上りかねません。 宮川早生ミカンの苗木の植え付け。樹齢40年以上の温州ミカンの木が弱りましたので、切り取り、新たに育て直すことにしたのです。2人の女性が担当しましたが、これまでの穴掘りの中では一番大きくて深い穴を掘りました。私の代ではまともな収穫は期待できないでしょうが、木を守るということは、2代も2代も先のことを考えて手を打つことです。 スギの枯れ葉拾い。わが家を訪れる佛教大学のメンバーは、循環にとても関心が深い人たちです。そこで、一度はこの作業についてもらいたく思っています。風が落した杉の枯れ葉。これが風呂などの焚きつけに最適。その灰は肥料となって草木を育てる。 果樹園を横切る小路の切り石を用いた階段(を自然石で)の化粧仕上げ。私が石組した例を見学してもらい、機能と美に気付いてもらい、取り組んでもらいました。 柿の実とり、そして囲炉裏場の掃除を兼ねた焚火で、焼き芋を作り、いつものように最後のオヤツにしました。 |
あっというま」に片付きました |
あっというま」に片付きました |
枯れたカシの伐採 |
傾いたスギの伐採 |
サクラの移植 |
宮川早生ミカンの苗木の植え付け |
スギの枯れ葉拾い |
階段(を自然石で)の化粧仕上げ |
階段(を自然石で)の化粧仕上げ |
焼き芋を最後のオヤツにしました |