大喜び
 

 

 今週は多々美味に恵まれましたが、金曜日の夕食が随一でした。まず、野生のヒラタケ採りがうまく運んだことが第一でしょう。きっと妻は、文字通りの「ご馳走ができる」と思ったことでしょう。その他の食材は、シイタケを始め、庭を駆け巡って採っていました。

 ご馳走で私が好きなたぐいは、たとえまずくとも、盛り付けが悪くても、顔の見える人が私にも振る舞うことを知って用意した料理です。ですから私は、可能な限り妻の手料理を優先します。

 その究極は、妻が庭で採れた食材など(ス―パーマーケットで買い求めるとしても旬のありふれた食材など)を用いた料理であり、盛り付けまで気にしたものです。そこに見出す心意気とセンスに思わず敬意を表したくなる料理です。

 もちろん、ここにひとさまから珍しい食材をいただいたときは、妻は腕によりをかけますから、ひときわありがたい料理になります。しかしこれは滅多に望めるものではありません。

 この両方の意味で、この日は「怪我の功名」も関係があったのかもしれませんが、妻が時間をかけて用意を始めましたので、用意された料理のすべてをカメラに収めました。