肉食のあるべき姿
 

 素晴らしいボタン(出産前の若い雌のイノシシの肉)鍋をつばみながら、ヒトは人になり、日々己も乗り合わせている地球丸という船を躍起になって台無しにする生き方を身に着けてしまったようだと考えています。つまり文明病にかかったわけです。

 そして、父が家族を誘おうとしたやり方を振り返っています。それはもちろん、父が偉かったわけではなく、死の淵に立たされながら、家族を守りたいとの一心が下させたおとことでしょう。つまり、あらゆる権力を失ったことが逆に幸いした父は、いわば残りのお金で、なんとか妻子を生かしたいとあがいて、下した一つの答えでしょう。こうした答えは、爆撃などの狭間で、さまざまなところで、さまざまな形で下されていたのではないでしょうか。

 逆に、権力を持ち続けていた人は、なんとかその権力でわが身を守ろうとして、特攻隊攻撃などを繰り返させるという惨めな心境に陥ったのでしょう。これと同じタイプの安倍さんなどに権力を与えたものだから、子どもにもわかる矛盾だらけのことを平気でやっているのでしょう。