いわば仕返し
 

 

 私は、小用はなるだけ庭で済ませるように努力しています。妻はそれを嫌いますが、もちろん肥料として効かせたいところを選んでおり、「肥料をやっている」と言ってやめていません。商社時代は、駅で済ませば「困った廃棄物、家に帰れば肥料」などとうそぶいて、タクシーを使って帰宅を急ぎ、庭で肥料やりをしていました。

 近ごろはとりわけ、力むとガスがブッと出がちです。妻はこれも嫌いますが、「空気肥料」といって我慢しないことにしています。「せめてそれなら、私の風下でしてください」と叱られています。

 そのようなわけで、ハッピーの糞を2度も踏みつけましたが、決して文句は言っていません。