週の前半は猛暑でした。連日好天で、火曜日は36.8度を記録(北海道は記録的高温)。妻は「これは大変」と、思ったのでしょう。HCに出かけたときに、そそくさとよしずを売っているところに足をむけています。
実は、母屋で両親が使っていた冷蔵庫を(未花ちゃんたちをわが家に受け入れた折に)風除室に移動させる必要があったからです。よしずを選び始めたのは、この冷蔵庫を日陰にするために「風除室のガラス屋根にかけたい」と考えていたわけです。
もちろん私は同意したものの、「どのようにして」かけるのだろうか、と思案しています。ガラス屋根の上に敷いたのでは、雨にうたれてよしずを1年でだめにするでしょう。ガラスの下にかけるとすれば、相当の工事を要するでしょう。でも、何らかの対策が必要だと判断し、妻がよしずを買うに任せました。
かつて風除室には、ガラス屋根の上に野ぶどうをはわせたことがあります。夏場は大成功し、素晴らしい光景にもなりました。しかし、冬場に入り、そのメンテナンスがあまりにも面倒(枯れ葉の掃除にあまりにも時間がかかる)とわかり、あきらめています。
その後、鉢植えの木を室内に持ち込んだり、周囲の樹木(ユズに加えて、自然生えのクリやヌルデなどの落葉樹)の背丈を伸ばして日陰を作らせたり、ゼンマイを大きく育てたりするなどして、蒸散作用に寄与させ、暑さをしのぐように工夫してきました。とはいえ、こうした暑さしのぎでは、持ち込んだ冷蔵庫の熱効率対策としては心もとない。
翌日、大工仕事の都合でワークルームに行き、そのついでに風除室を覗くと、妻はよしずだけでなく、2本の細い中途半端な長さの角切りの木も持ち込んでおり、立てかけてありました。妻はよしずを買い求める折から、屋内でのかけ方を思いついていたのでしょう。「さて、どうするつもりだろうか」と思案しながら、中途半端な2本の木材を眺めました。いかに「この木を活かせばよしずを懸けられるのか」と考えたわけです。
昼食の準備で居間に戻ってきた妻は「マァー」と叫びました。キッチンに立ち、風除室に日陰が出来ていたことに気付いた時の第一声です。「私が思っていた通りにかかっている」と言葉をつなぎました。「2枚重ねにしたら、もっといいね」と私は意見を述べました。
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