多様な作業
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まず、日暮れが迫っていましたから、アルミ製のスライド梯子を急いで出して、2本のクヌギ(囲炉裏場を木陰にする緑の天蓋)の枝落としをしました。ムクロジを日陰にしていたクヌギと、デシオを日陰にしかけていたクヌギの2本です。このムクロジとデシオはともに、いずれ緑の天蓋の構成員にしたく思っています。 この切り落としたクヌギの枝をさばいていると、にわかに雨が降り出しそうになり、あわてて囲炉裏場の半部をブルーシートで覆いました。下には、当週の庭仕事で出た剪定屑を積み上げてあったからです。できれば日曜日に、学生に焚火をしてもらい、焼き芋を作りながら、大量の灰を作りたく思っています。瞳さんと月曜日に、もみ殻と灰の物々交換を約束した関係です。 強い雨の間は温室に飛び込んでおり(大鉢で育てているセッコクの土替え、花車用の長鉢の仕立て直し、あるいは幾多の鉢植えに忍び込んだカタバミの抜き取りなど)鉢仕事に当たりました。 雨の後は、雨で倒れたトマトの整枝と、キュウリのツル吊りから手を付けました。次いで、電動の剪定バリカンを取り出しに行くと、ハクモクレンの末成り(うらなり)の種が無数に落下しており、踏みつけられていたことに気付かされました。運よく、そばに明範クンが居合わせましたから手伝ってもらい、2つにも3つに割れた種拾いを10分ほどして片づけました。 そこは妻と未花ちゃんたちが喫茶と居宅の間を行き来する道のりです。この人たちが先に気付いて、踏みつけて割る前に拾っておけば、1人で5分とかからずに拾えたことでしょう。ですから明範クンに、「お父さんとお母さんに、話しておいて」、と頼みました。もちろん妻には、私からことと次第を話しました。昨年の今ごろ、この種拾いの様子を週記で紹介しています。 これも、清豊を手に入れるための方程式を、簡単に成り立たせる工夫の1つで、小局着手の実例です。この後、剪定バリカンで最後の仕事に移りました。門扉からカフェテラスに至るアプローチ(ドウダンツツジなどの植え込みに彩らせています)の剪定でした。 この作業も、明範クンに見学してもらえました。こうした場合は、明範クンに必ず「ビフォーアフター」を意識してもらうようにしており、どちらがきれいに見えるかを問いかけています。一刻も早く、美意識いついて語り合える仲になりたく願っています。 |