見透かした
 

 巨大噴火が向こう100年間に生じる確率は1%、との研究成果を多くの報道機関が報じた。原発再開圧力が、政府や大手企業の手で一層強くなりつつあるように思われるだけに、要注意だ。なぜなら、巨大噴火が向こう100年間に生じる確率は1%、と聞いた多くの国民が受ける印象と、大きく異なる印象を与える報道もあったからだ。NHK−TVの解説番組がその一例だ。それは、阪神淡路大震災の(発生する以前に予測されていた)発生確立と同じ確率であった、と教えていた。