庭石を4つもらった人の仕事場 |
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この人の仕事場を、前回、2か所訪れている。この度はその一方、広々とした野外仕事場を訪ねた。 その入り口から見ると、左手には、竹を蒸す釜、陶器を焼く窯などがあり、その奥には小さな藪がある。布袋竹(ほていちく)だ、と聞いた。 背に当たる部分には、真竹の竹藪がある。 正面には畑や石置場が広がっているが、その奥にも藪がある。そこで、このたびの目的となった淡竹のタケノコが収穫されたわけだ。竹やぶを覗き、淡竹のタケノコはシーズン末期であることを知った。 ゲストルームは右手にあって、そこでは手料理の準備が整えられていた。まず、箸と箸置きに心惹かれた。酒器には学べども真似られそうにない技を、その切り口や削り方に見出した。 ゲストルームの本来の姿は、仕事場での昼食に備えた調理場であり、食堂であったのだろう。もちろん、今後もそれが主たる役割だろう。この度初めて、接待場として用いてもらえたようだ。 やがて、淡竹のタケノコの刺身に始まり、楽しい話をたのしみながら、料理は奈良名物のカキの葉寿司で終わった。その間に、野菜のあえ物、カツオのたたき、タマネギとミンチ肉の煮もの、鶏肉料理、そして燻製品の一皿と、美味が続いた。手料理に堪能した。 酒は、ビールに始まり、3種の清酒へと続いた。網田さんは、過日の半断食後はアルコールを控えているとのことで、ノンアルコールのビールの後は、ウーロン茶だった。 箸と箸置き、そして酒器をもらって帰ることにした。竹箸はうどんをうまく止めそうだ。酒器には、真似たいところがある。燻製も、いずれは似たい。そう思って、持ち帰らせてもらった。 私は、タケノコが大の好物だが、4月の孟宗竹に始まり、淡竹と布袋竹の5月、6月の真竹、そして11月の四方竹と、ケノコのシーズンがずれているわけだ。これまで私は、3度のタケノコシーズンを楽しんできたが、年に4回も、とこのたび知り、とても嬉しくなった。手土産に淡竹のタケノコをもらったが、妻はその日のうちに湯がいた。 網田さんはしきりに、近辺に宿泊できる施設があればいいのに、と語っていた。それは、接待場として活かせるようにしてほしい、と願いだと思う。このたびの喜びを他の人にもお裾分けしたいのだろう。同感だ。 |
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布袋竹(ほていちく)だ、と聞いた |
淡竹のタケノコはシーズン末期 |
淡竹のタケノコはシーズン末期 |
¥ 切り口や削り方に見出した |
カキの葉寿司 |
カツオのたたき |
タマネギとミンチ肉の煮もの |
燻製品の一皿 |
手土産に淡竹のタケノコをもらった |
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