被害はむしろ多雨とか

 

 ポットで育てたオクラやモロヘイヤの苗を畝に植え、成長を期待して旅に出たが、日照不足で願ったようには育っていなかった。今が盛りとばかりに育ちつつあったレタス類は、多雨ですっかり徒長し、末期的状態になっていた。

 サルは、キュウリやトマトを(ネットを)上手に(めくって)採り、ツルなど本体をたいして傷めていなかった。おかげで、今週の好天で、順調な収穫が始まった。

 ナスビは、実をサルに上手に採られただけでは終わらず、じめじめした天候が害虫をはびこらせたようで、葉が虫害で惨めな状態になっていた。今年は、切り返しを早くして、再生に期待することになりそうだ。

 サルの被害が最も痛手になったのは、今が盛りの第2次のインゲンマメ。サルの背たけでは手が莢(さや)に届かず、登れるほど丈夫な支柱でないために、ツルごと引きちぎられたせいだ。第1次は収穫期を終えており、第3次は成長途上で、やっと花芽が付き始めたところで、当分は自家製のインゲンマメを味わえない。

 畑がサルに襲われたのは、電柵が完成していないからだ。そう考えて、妻は中尾さんに頼み、応急の通電工事をしてもらっていた。同時に、業者にも連絡し、電柵を完成させるための部品が出来上がったことを聞いていた。次週にでも、帰国の連絡をして、完成させたい。