安倍首相は文明におぼれた


 まだゴリ押しが通用する、と思っているのだろう。おじさんから間違った歴史観(この前の侵略戦争に負けはしたが、侵略戦争自体は間違ってはいなかったとの意見)を刷り込まれており、愚かな行いを堂々と遂行して来たのだろう。たとえば、ポツダム宣言さえ読まずに「戦後レジーム」などと叫んできた。たとえば、「分かち合えば余りそうなモノ」を、あえて「奪い合おうとして足らなくして」、戦前のごとくに危機感をあおり、国民を猛々しくさせようとした。

 それもこれも、文明が味をしめさせた感覚、大航海時代のような感覚、今流に言えばグローバリズムの感覚を、いまだに許容されると信じているのだろう。人間が「穏やかに暮らせる環境」としての「有限の地球」は、すでに悲鳴を上げているのにまだ「浸食や侵略余地がある」とばかりに力んでいるのだろう

 過日は100人余の憲法学者(わが国の名だたる憲法学者のほとんど)が憲法違反だと指摘した。この度は、わが国の名だたる知識人74人が共同声明をあきらかにして「間違っている」と指摘した。その間違いを、まだ強行するつもりだろうか。

 若者を手ゴメにできるとよみ、選挙権を与えたが、もうすぐ彼らも立ち上がりそうだ。

 すでに妻までたち上がりつつある。政治的には関心のない妻が、昨日帰宅すると「願いを熱心に聞いてもらえた」と喜んでいた。媒体は「赤旗」だったという。