「断言」調


 いよいよ安倍首相は、「断言」調になってきた。何としても8月中にゴリ押しをしたいのだろうが、それは良くない。「絶対に幸せにして見せます」だから、と断言する欺師的になってはいけない。その「幸せとは何か」が問われているのだから、「幸せとは幸せであって、絶対に幸せにして見せます」と繰り返すだけではいけない。

 相手は、単数の異性ではない、国民だ。いや、老若男女の国民だけではない、一緒に手を携えるべき近隣諸国の人たちも相手だ。もちろん、アメリカはじめ世界中の人々も大切な相手だ。もっと言えば、人間を支えている「生きとし生けるもの」、その生きとし生けるものを支える地球が相手だ。首相なら、その程度のことは考えてほしい。

 要は、大切な順番がある。その順番さえ間違っている。