かかりつけ薬局

 

 医療保険制度はこのままでは早晩破綻する。原因は、矛盾に満ちたシステムにある。そのシステムを、北欧やNZ,あるいはキューバなどのように「かかりつけ医師」制度に改めれば活路が開けるはず。だが、「そうはさせじ」と製薬業界が立ちはだかる。

 まるで経済戦争だ、と私は見る。わが国は太平洋戦争時に醜い体質をあらわにした。負けると分かっていながらズルズルと、200万人もの命を無駄にさせる最後の1年を費やしてしまった。それと同じことが、医療保険制度はもとより、国の会計でも、つまり経済面で生じている。

 結局国民に、今度は「命」ではなく、経済面で負担をかけながら(つまり「金」を目当てにした画策を)、トコトンどうにもならないところまで問題を引きずらせてしまう筋書だろう。戦中は財閥と軍隊に振り回されたが、経済戦争は誰が黒幕か。その最後の下支えの準備として、つまり「金」の取りこぼしgないように、国民背番号制という形で画策していたことが、やがてわかることだろう。

 もちろん、それではいけない。だからだろうか、とりあえず「かかりつけ薬局制度」を採用し、製薬業界の牙を抜こうとしているとしなら頼もしい。残念ながら、この記事だけでは、私にはその実体が読み取れない。

 なぜか、私の目は、朝日新聞ではこの「かかりつけ薬局」に関する記事と出あえていない。