ヨカッタ
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妻が家を空けていたら、苗床の苗を根腐れさせていたに違いない。このトレイでは、水過多問題が生じていたわけだ。実は、私は(炎天での)水切れの心配の他は、(ジョウロでまいた水が過多で)肥料分を含んだ水がコンクリプールに流れ込むことだけを心配しており、深いトレイを用いた。 だが、出張中は大雨になり、水過多による根腐れ問題を生じさせたわけだ。妻はそうと気づき、良き判断を下し、トレイの水を捨てたわけだ。雨の中でのこの作業は、面倒だ。 問題はその後。始末を見送っていた最後のトマト。相変わらずの低温で、実が熟れる様子がなかった。そこで、妻に意見を求めた。「あきらめて、始末しましょう」との判断を期待したわけだ。ところが「案の定」の失敗。「もう少し様子を見てあげましょう」だった。 最後のキュウリの畝は、独断で先週、仕立て直した。たくさん小さなキュウリを付けていたが、「この日照では」育たない、と見た。だが、最後のトマトの畝は、「始末するか」と思ったのだが、あまりにも多くの、赤く熟れてもよさそうな実がついており、妻の個展が明ければ相談し、妻の意向を確かめてからにするか、と手を付けずにおいた。 その間に、第1次のブロッコリーの苗は、5本いずれもをダメにしている。根腐れだ。そうとみてとり、その合間に植えた6本の苗はなんとか育っていた。シュンギクの種は2種を2度まいたが、2度とも出ない。今年になって買った種も出なかったのでガッカリ。鍋の季節が近づいている。 ダイコンやコウシンダイコンは、種を虫害で、歯抜けにされた。アイトワ菜は、昨年採取の種(今年の分はスペイン旅行で、妻は人形展が重なり、採取できず)だが、上手く発芽した。しかし、虫害で葉がレースに。ヒコバエ苗をいかしたネギは、4カ所の短い畝で200本ほど育てているが、いずれもがこの程度。日照不足がはなはだしい。 そこで、なんとか挽回したい、と思い、サントウサイ、ハナナ、コマツナ、そして追加のダイコン、ハクサイ、ならびにカブラなどの種を3連休にまき、トンネル栽培にした。さらに、最後のバジルなどハーブの畝を始末し、短い畝だが冬野菜用の畝に仕立て直した。 連休3日目の最後は、久しぶりの液肥まき。6時半に打ち切り。 かくして妻の(個展が火曜日で終わり)手を借りることができる水曜日の朝を迎えた。まず、ゴーヤのアーチを2人で外した。次いで、トマトの畝を「もう(実が熟すのを)あきらめて、(冬野菜用の畝に)仕立て直してよいだろう」と言って、点検してもらった。「そうね、この天候ですから」と、妻は同意しながら点検したが、「案の定」になったわけだ。 次週、出張帰りの木曜日に再点検となる。それまでに熟れていなければ、独断で始末する。 この私の想いが妻に伝わったのか、妻はトマトに話しかけていた。「水曜までに熟れるのヨ。さもなければ抜きますヨ」。妻は本気で、植物にも心が通じると思っている。問題は、「抜かれるヨ」ではなく、「抜きますヨ」と考えたことが「良い」と思った。 ハナナとシュンギクの種を買いに走らせ、この種まきを当週最後の畑仕事にした。 |
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深いトレイを用いた |
実が熟れる様子がなかった |
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200本ほど育てているが、いずれもがこの程度 |
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