5大紙に目を通しました

 

 この火曜日の朝刊では、毎日新聞の「余禄」が面白かった。VW問題を取り上げ、ドイツとイタリヤ人気質を用いて皮肉った。両国で運転体験がある人にはすぐわかることだが、ドイツ人は運転マナーがすこぶる良い。法規を厳格に守 るとか。

 産経は、一面中央に赤い満月を大きく刷り込み「ムード満天 スーパームーン」と打ち出した。前夜、その月を眺めた私は、思わず2〜3の人に電話を入れた。それだけに心を惹かれた。読売の、EU28カ国の消費税での新聞代減額率の記事を載せた。また、「新国立」の新計画について、「建築専門家の起用」を強調した。ともによかったと思う。EU28カ国の消費税は平均すれば25%ほどだが、新聞代金に関していえば、デンマーク、イタリヤ、あるいはベルギーは課税せず。他方、ハンガリーやルクセンブルグは わずか(?)に減額し、20%課税。この違いは、思想上の大差を示しているように感じられ、EUの行く末が気になった。それはともかく、読売は、25日の「えいご工房」で、許しがたい表現をしていた。安保法案に関して「民主党を中心とする一部野党が審議引き延ばし戦術を取りました」との表現だ。

 こうしたことを振り返りながら、かつて購読紙の絞り込みに苦慮した一時期の心境を思い出し、あれらでよかったのだろうか、と考えている。あれらとは、いくつかの比較検討であった。

 その好例は、まずある1日のコラム。5大紙が、いずれもキューバを取り上げた。次いで、各紙で大きく割れた「安倍談話」に関する社説だった。留めはある日の「素粒子」だった。

 

5大紙が、いずれもキューバを取り上げた 産経新聞
 

5大紙が、いずれもキューバを取り上げた 毎日新聞
 

5大紙が、いずれもキューバを取り上げた 朝日新聞
 

5大紙が、いずれもキューバを取り上げた 読売新聞
 

5大紙が、いずれもキューバを取り上げた 日本経済新聞
 

素粒子