ある誘い 厭離庵で
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お餅つきに誘われた。妻も同行。仲をもってもらった吉田さんに随分気を使わせ、恐縮したが、そのおかげで多々良いことがあった。 まず妻は、ご住職夫妻に顔を見知ってもらえた。私は妻を、厭離庵のたたずまいをとても静かに案内できた。メープルの巨木が裏庭にあったことや、かつて母や姉が茶事に関わったと思われる茶席の位置なども知り得た。とりわけ、大根を干す本堂と、干し上げたビワを「関守石(せきもりいし)や留め石」のごとくに活かされており、魅了された 。 四角い蒸篭(せいろ)と、その蒸しあげ方(小さな穴)は初見、感心した。その上に、小餅を土産に頂き、そのめでたさを即刻、澄まし雑煮にしみこませ、賞味した。 これまで、亡き母の「苦餅をつく」という言いつけを護り、29日の餅つきを避けてきた。だが、このたび「異例なこと」をして、新鮮な幸せ感をしみこませたかのごとき澄まし雑煮を賞味した。 |
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多々良いことがあった(餅つき) |
多々良いことがあった |
多々良いことがあった |
多々良いことがあった |
厭離庵のたたずまいをとても静かに案内できた |
メープルの巨木が裏庭にあった |
茶事に関わったと思われる茶席の位置など |
茶事に関わったと思われる茶席の位置など |
茶事に関わったと思われる茶席の位置など |
大根を干す本堂 |
干し上げたビワを「関守石(せきもりいし)」のごとくに活かされており |
四角い蒸篭(せいろ) |
蒸しあげ方(小さな穴)は初見 |
澄まし雑煮にしみこませ、賞味した |