2つの運動とちょっとした畑仕事

 

 まず、寒肥やりに取り組んだ。液肥をバケツで汲み出し、両手にぶら下げて運び、果樹などの根元にまく作業だ。それを幾度も繰り返すと、結構息が切れる。この日は、まず門扉脇の八重のヤマブキの根元からまき始め、井戸枠花壇で育てているローズマリーにまき、次いでブルーベリー畑に移った。ブルーベリーは10数本あるから、幾度も液肥タンクと果樹園を往復した。

 この作業は、次は「水曜日に柑橘類から」と思ったが、その日は雪でかなわず、その後も週末まで取組めていない。

 次いで、薪割に手を付けた。薪割がどこまで心臓に負担をかける作業であるのかを知りたくて取り組んだが、ほんの20分間ほどであったが、ちょっと無理をし過ぎた。選んだ玉切りがちょっと不適切であったようだ。「割りにくそう」と思って長年放ってあった太い松の玉切りにまで挑戦し、何とか割れたが、テストの域を超えていたように思う

 畑仕事は、サルの被害対策だった。妻が大事に取り置いたキャベツが1つと、数本のダイコンが被害に遭った。その対応策に取り組んだ。キャベツについては、妻は2番目に大きいキャベツを収穫した後で、畝全体をレースカーテンで覆い、隠していた。そこで、私はダイコンの畝に手を施すことにした。

 ダイコンがまるでミニスカートのごとく、10〜15cmほど土からはみ出し、「襲ってください」といわんばかりに見えた。現実に、サルはそのはみ出した部分にかじりついていた。抜き取った2本も、共にそのはみ出した部分のみ食べていた。それは、土に隠れた部分は辛いために避けたのだろうが、美味しい部分をむき出しにしておく手はない、と思った。そこで、もみ殻を分厚くまいて、カモフラージュすることにした。これでもまだ襲うようなら、次の手を打つつもりだ。

 このサル問題は、明らかな人災だ。嵐山の岩田山ではサルに餌付けしてモンキーパーク園を経営しており、観光客に面白半分で不要な増殖をさせている。それだけに腹立たしいが、いきなりサルへの脅しは、八つ当たりのようで気が引ける。だが、次の手を打つことになれば、それは「脅し」になるだろう。

 それはともかく、問題は、電柵を張り巡らせたのに、なぜ入ったのか、だ。侵入された箇所を探したが、見当たらなかった。

 ちなみに、人間が初収穫したキャベツは、火曜日の昼食で、お好み焼きから活かし始めたが、何とも甘い。
 

何とか割れたが、テストの域を超えていたように思う

妻が大事に取り置いたキャベツ

数本のダイコンが被害に遭った

2番目に大きいキャベツを収穫した

畝全体をレースカーテンで覆い

10〜15cmほど土からはみ出し