これで一安心と胸をなでおろしました
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今年はエンドウ豆では問題を、とりわけスナップエンドウで問題を生じさせていた。「魔がさす」とはこのことだろうか。エンドウ豆の2つの畝に被せてあったレースカーテン地のフレームをはずして分かったことだが、期待通りではなかった。「スナップエンドウが歯抜けだった」。 妻はスナップエンドウをたくさん育てることを期待していたが不足していた。 もう一方のエンドウの畝もスナップエンドウであれば、それで十分だが、それなら「ツタンカーメンの種まきを忘れていたことになる」「サア困った」と慌てた。 かつては4種のエンドウマメを育てていたが、ツタンカーメンの種を手に入れてから4種を断念し、ツタンカーメン一種で済ませていた。 その後、実と鞘のうまみを共に楽しめるスナップエンドウの存在と、その魅力を知るところとなり、スナップエンドウを育て始めるとになった。そもそもエンドウマメは簡単には交配しないからメンデルが遺伝の実験にエンドウマメを用いたようだ、と知ったからだ。やがて、その使い勝手の良さを知り、スナップエンドウを第3次まで育てるなどしてきた。 だから今年もエンドウマメに2畝割いたが、両の畝が共にスナップエンドウだったとすると、「ツタンカーメンの種まきを忘れた」ことになる。そうでなければスナップエンドウがあまりにも少な過ぎる。「サア困った」になったわけだ。 「今からでも、ツタンカーメンの種をまいてはどうですか」と妻に急かされた。これは頂き物の種から増やしてきた由緒のあるものだし、切らしたくない。「種を採るためにも」と勧められ、ポットにまいた。そして1週間が過ぎ去り、開花が遅れていた方のエンドウが赤い花をつけた。「ヤレヤレ」ツタンカーメンであった、と分かったが、ならば「スナップエンドウがあまりにも少ない」になった。たわいない悩みだ。 |
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