日本には、5グループ43種のカエルがいて、関西圏には4グループ12種が棲んでいる。
アイトワの庭には、ジムグリガエル(1グループ1種)のヒメアマガエルを除き、4グループの7種がこれまでに観察された。@昨年6月下旬、ヒキガエルの1つニホンヒキガエル(ガマガエルともいう)を捕まえた。Aアオガエルの1つモリアオガエルは今もよく見かける。しかし、Bかつてたくさん見かけたアマガエルの1・ニホンアマガエルは滅多に見られなくなった。またCアカガエルの!・トノサマガエルもかつてはよく見かけたが、この10年ほど(以上?)見ていない。代わって増えたのが同じくアカガエルのグループだが、Dウシガエルの他に、EニホンアカガエルとFヤマアカガエルの2種が庭で繁殖するようになった。
アカガエルのグループは関西に7種も棲んでいるようだから、これから観察に励みたい。もう1種を見かけていたように思う。
義妹は、どなたかに借りたという『ずらーりカエル』が「楽しかった」といって買い求め、それを妻は借りたが、私が代わって読んで、要点を妻に解説した。妻は「思う人」にとどまっており、「不安になっていた」からだ。
つまり、この本の写真では、わが家で繁殖もするモリアオガエルが、ヤエヤマアオガエルの写真とそっくりだから、妻は(ヤエヤマアオガエルをモリアオガエルだと)「間違っていたのかしら」と勝手に不安になっていた。そこで、私が代わってよく読むなどして「考える人」になり、「間違ってはいない」と、解説したわけだ。
ヤエヤマアオガエルは奄美のカエルで、九州や本州には棲んでいない。モリアオガエルは、色柄は緑一色など多様のようだし、この本の欠点は雌雄を明らかのしていないことだ。モリアオガエルは雌雄の差異が大きく、この本はオスを取り上げている。アイトワのカフェテラスで日向ぼっこをする常連になったのはメスだ。メスの見かけはヤエヤマアオガエルによく似ている。
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