思案

 

 発電能力が半減。これを機に「安くしますから(他社製ですが)高性能と取り替えては」との提案に、「ハイそれでは」と言うわけにはゆかないのがわが家の太陽光発電機。

 NHKの「プロジェクトX」にも登場したし、何せ民間家屋に有償でとりつけたわが国では最初の太陽光発電機。関西で1番と思っていたが、「プロジェクトX」の取材時に、京セラが日本で最初に売り出していたことを知った。

 第一に、270万円もの国の補助を得ており、丸々自力でと言う代物ではなく、勝手にポイっと捨てるのは気が引ける。また、自己負担は360万円で、20年間に200万円分の発電が見込める、と聞かされて設置しただけに、その検証もしてみたい。既に23年間を経ているが、今も発電しているが、どこまでもちうるのかにも興味がある。

 元より私は、エネルギーは採算で考えるべきシロモノとは見ていない。安いからといってジャブジャブ使う気はないし、高いからと言ってケチケチするのも辛い。高くても、安くても、この生き方を、という生き方に必要と思われる分は確保したい。

 そのココロの1つのカタチとしての機器だけに、性能云々だけで判断はしがたかった。私流の得心の行く答えを出しておきたい。