卑劣な衆議院解散

 

 セコイ読みをし尽くした解散で、正当な意義は認められない。とりわけ野党議員にとっては「ただの人」にする、横暴ではないか。その議員を信任した選挙民を愚弄する解散だ。主権在民の意識など微塵も感じっれない私利私欲の解散だ。

解散前に拉致被害者家族に会い(救済の手を打つ気などサラサラないのに)気を引こうとした。ここら当たりの巧妙さには驚かされる。

この拉致問題は、国家の主権にかかわる問題であり、国家としては何をさておき最優先して解消しなければならない問題なのに、ここまでないがしろにしてきたわけだ。当の拉致被害者家族はどのような判断を下し、反応するのか。考えるだけで、辛くなる。

投票日までに北朝鮮が何かデカイことをしでかしかねない記念日が10日に控えている。翌11日には中国も重要な記念日が控えており、これは北朝鮮を刺激する可能性もある。それも読んで日程を組んだに違いない。むしろ解散などすべき時ではないにもかかわらず、国民のうろたえさせたいのだろう。

かつてアメリカ人は核シェルタ-を設置しあってうろたえたことがあったが、結局は無駄にさせた。同じ心境にして日本人をうろたえさせ、票に結び付けたいのだろう。「あわてないでください。政府の導きに従ってください」などといった準備万端が心準備されているのではないか。。

国民は民度を問われているわけだ。