喜びの声や声援

 

  メールも幾つかいただいた。

 一昨日の中村敦夫氏の独演会、大変素晴らしかったです。改めて、原発のことを考える良い機会になりました。

 私は大学で環境を講義しておりまして、お話の内容については概ね把握しておりましたが、中村さんの語りで、やはり私の考察はほぼ間違っていないと確信しました。というのも、原発の情報は系統だって得ることが大変難しい。原発情報のコントロールをいつも感じていました。いつも真実は、闇の中にあり、なかなかその全貌は明らかにできません。

 今回はその意味で、原発は大変身近な問題であり、それを誰でもが理解できる。それも笑いもあり、シリアスに陥らせない素晴らしい語りでした。このような機会を与えていただいたことに感謝申し上げます。

 福島原発は6年以上経つのに、未だ現場は雑然としており、3号機からは未だ高い放射線が発せられています。立ち入り禁止の汚染地区は、誰もいない小学校、役所や施設、本来楽しい生活をおくっているはずの場所だけが存続している。まるで悪夢を見ているようです。

 政府は、そのような現実から目を背け、ひたすら原発を再可動させようとしています。なぜ? 原発がまったく可動していなくても、電力はまかなえたのです。ではなぜ、原発を再可動させるのか。なぜ?

 この現実からの逃避は、やがて将来に大きな不幸をもたらすことになるやもしれません。福島がその例です。我々ができることは何か。原発を無くすことです。京都も原発とは無関係ではありません。もっとも危険度の高い大飯、美浜、高浜が京都の北にずらりと並んでします。

 中村敦夫氏の独演会が今後、多くの場所で開催され、原発に対する理解が広まることを期待してやみません。

 私淑するエネルギー・環境の権威者にも足を運んでもらった。

 命を懸けてドラマに熱中しておられる中村敦夫氏に感動しました。エネルギー問題の専門家として、一言感想を述べさせてください。

 北朝鮮から6分でミサイルが原子炉に届く。こんな当たり前の事が新聞などに取り上げられないのですから、こんな公演が広まることを望みます。

 避難訓練までして原子炉を動かす。こんな矛盾した事柄が平気でメディアで報じられるなんて、正気の沙汰ではありませんね。津波や地震は天災だから避難訓練も仕方ない。けど、原子炉は人間が止めれば事故は起こらないから非難訓練ナシでOKです。

 原子炉への補助金を太陽エネルギー利用の援助に回せば原発並のエネルギーが得られる。

 原発を止めてどうするのか?これもドラマに入れないとアピール力は弱い。

 化石燃料も廃棄物(炭酸ガス)は垂れ流しだ。ということも話すべき。トイレ無きマンション、という点では原発とおんなじ。

 要するに、人間がエネルギーを使い過ぎだ、というのが結論なのだから、ドラマの結びはそこに置いて欲しい。夏に戸を閉め切ってクーラーをつけて野球をテレビで観る。なんて奴を逮捕して監獄にぶち込む。こんなドラマが観たい。