朗読劇の入金見通し

 

 当朗読劇は、大勢の観劇者から多大なるお褒めの言葉や共感・感動のお声を寄せていただき、中村さんから「動員新記録で、各地の関係者たちもびっくりしています」との感謝の声をいただけた。そのうえにこのたび、明朗と厳格で知られる会計係の柴山さんから、入金見通しがたち、黒字が確実になった、との報告があった。

 好評と黒字に結び付けた要因は、中村敦夫さんの綿密な調査に基づくただならぬ内容と熱演。同志社大学に共済していただけたこと。そして実行委員をはじめ多くの方々のたいへんな努力やお心遣いのおかげだ。これらがハーモニーによろしく連動した賜物だと思う。

 そのたびの公演で最も配慮したことは、この運動の今後の展開にいかに寄与できるかであったが、それはかなりの程度まで成し遂げられたように思う。その総仕上げは、後進の方々に参考としてもらえるように収支を明らかにすることだが、このたび柴山さんから、同様の明快な考え方の下に集計をすすめてもらえている旨の報告を受けた。やがてまとまりそうだが、この収支報告の内容は、中村さん、同志社大学、そして実行委員会の面々で共有したい。

 加えて、京都公演としては、必要とした経費と、関係者がほぼ全員参加した同志社大学の学生食堂で開いた打ち上げに要した経費を除き、残額はすべて寄付活動に回したいと思っている。そして、その寄付対象として、中村さんと足並みをそろえ、原発事故被災地で甲状腺疾患にさいなまれている子どもたちの救済活動を選びたく考えている。もちろん、より有効な活かし方があれば、関係者からご提案いただき、再考したく思っている。