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アイトワ循環図
念願成就と素晴らしい出会い 08/12/21

 幾つかの念願がかなった1週間でした。まず、見事な月夜に続いて、素晴らしい日の出に恵まれました。これは入院中のベッドで願ったことです。これからは「素晴らしい自然現象に出くわしたら、意識して脳裏に焼き付けよう」と、心に言い聞かせたのです。

 素晴らしい月夜は、先週の12日から始まった「京都・嵐山花灯篭」の初日でした。その後、月曜日の早朝に素晴らしい日の出に恵まれたのです。その兆候はいつもより澄んだ青い空でした。やがて濃い朝焼けになったのです。これらの自然現象をしっかりと脳裏に焼き付けました。

 ハクモクレンの落ち葉掃除を終えました。それも1つの念願でした。その総量を知りえたのです。この落葉は入院する前から始まり、先週の半ばに終わりましたが、その間に1度も落ち葉かきをせず、積もるに任せていました。それを幸いに、総量を確かめながらかき取ったのです。

 柚子の粉末づくりと橙のジュース搾りをしました。橙の方は初めてのことで、ベストの絞る時期や保存法はこれからの研究課題です。その後これらの香りが数日間も部屋に漂い、目覚めをさわやかにしました。スモモの剪定も終えました。半日ずつ3日をかけました。これは年々大仕事になりそうです。さらに、2本の椿を大胆に剪定しました。柚子を日陰にしていた椿と、ブルーベリーの苗木を植えるところを日陰にしていた椿です。ブルーベリーは庭に2本あるのですが、その1本が弱わり始めています。そこでスペアーを育てるために苗木を1本植えたのです。

 他に、三宝用の串柿を作ったのですが、渋柿が不作で、1本の串柿のために1本の青竹を切るはめになりました。そこで、青竹を切る良い時期ですから、ついでに10本ばかりの竹を切り倒し、枝葉をつけたまま乾燥させています。葉が萎れてから枝払いをします。念願の澄まし雑煮にもありつけました。焼いた餅と朝採りのシイタケと小松菜がたっぷり入った雑煮でした。

 畑仕事は、肥料をたくさん入れた畝を用意してニラを植え替え、そのニラの跡は灰を多めに入れて仕立て直し、3度目のエンドウの苗を植えました。また、コイモを掘りあげ、発泡スチロールの箱で保存してみました。土に埋めずにすむ簡便な保存法を編み出したく思っています。

 嬉しい知らせがありました。先週、企業の社会的責任を真摯に果たしている人の集いがありましたが、その人からでした。後日、この集いを私に教えた人に託して『『想い』を売る会社』を献本したのですが、電話は「この本を読んで創業したようなものだ」との知らせと、この献本を託した人は「まだ読んでいないとのことなので譲ってよいか」との問い合わせでした。

 贈り物にも恵まれました。長年賞味しながら初めて名を知った野菜や、名前を知りながらいわれを初めて知ったシャケをはじめ、台湾の銘菓にも恵まれました。それらは「赤目大吉」「めじか」「太陽の餅」です。他に、「見事な自家製の干し柿」など。「めじか」は、顔が小さく目と鼻が近いことから「めじか」と呼ばれる数少ないシロザケで、産卵のおよそ25〜60日前に獲った油ののりが良いものを、鮮度の良いうちに1本ずつ仕上げる、希少価値の高い鮭とのこと。

 来客にも恵まれました。雲南農業大学で世話になった教授の来訪に始まり、週末はこんな人に『京都嵐山 エコトピアだより自然循環型生活のすすめ』の理解者になってほしく願う人でした。有名私大の客員教授ですが、かつては政治にも関わった人で、その姿勢や考え方に感動しました。雲南農業大学の教授は姉妹都市づくりの関係で滞日中で、再訪を願いました。この他に、山の木に詳しい友が九州旅行の土産話を携えてくれました。また、NZで同じお宅にホームステイした仲となった人にも訪ねてもらいました。そこで「マイブラザ−」と私が呼ばれていたことを知り、名古屋からの来訪でした。素晴らしい人でしたが、高名なマキャベリ研究科のご夫人でした。
 
「花灯篭」が始まった12日金曜日の夕刻、素晴らしい月夜でした。15日月曜日の早朝、6時半〜7時10分の間、素晴らしい日の出に恵まれました。こうした現象を、BGM的ではなく意識的な捉え方に変えることがボケ防止の1つになりそうだと、入院中の4人部屋で感じました。「花灯篭」は、19日に終わりました。

この落ち葉掃除に使う袋で、6杯分のハクモクレンの落ち葉をかき集め、腐葉土小屋に積み増しました。この他に、カエデの葉と混じったり柿の木や植え込みの下など積もるに任せ足りしている分が2杯分ほどありそうです。

例年学生を引率してくださる先生の1人が、今年も学生を引き連れてこられました。アイトワ来訪の感想文が「こんなに溜まりました」といって両手で30cmほどを示されましたが、その半分ぐらいでしょう。いつも生きる意義と勇気を授けたく思っています。

「赤目大吉」は赤いサトイモで、とりわけ親イモが美味しい九州の品種です。いつもコイモをもらい、それを種芋にしてズイキや親イモを育ててきました。今年は親イモももらい、わが家の出来(左の写真の左)と比較して驚きました。写真右は、今年のわが家の収穫物です。

台湾の有名なお菓子といわれる「太陽の餅」(左)と、イギリス系の手作りクッキー。「太陽の餅」は、妻の人形創りを学びにこの春台湾から来ていた生徒さんからの贈り物です。月餅は知っていたのですが、これは初めてでしたから、大勢で分けて少しずつ賞味しました。クッキーは、NZのホームステイ先の奥さんに教わったという菓子です。私はその夫と魚とりに興じましたが。この夫人は奥さんにこのお菓子作りなどを学んだわけです。

知友の庭で、たくさん平茸が出たそうです(左、なお側の柿は妻と2人で採った渋柿)。ソテー(中)などにして満腹しました。

今年は不作の渋柿を2人で取りましたが15個だけで、あとの数十個は小鳥に譲りました。大晦日までに干しあがらないかもしれません。しかし、作らない年を、簡単に作りたくなかったのです。実は、甘柿も不作でしたが、幾軒かから立派な柿をもらいましたので、わが家の分は小鳥に譲りました。庭の虫取りをしてくれるお礼です。