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パーティーとパフォーマンス 09/02/22

 こまごまとした庭仕事がずいぶん片付きました。それは週の後半のことで、21日土曜日から喫茶店を再開し、その前日にごく内輪の出版記念パーティを開いたおかげです。3年がかりで誕生した『京都嵐山エコトピアだより』はとても評判がよく、この誕生に関わった人たちともう一度会したくて、近場の友達も招いて20人ばかりのパーティを開いたのです。

 逆に週の中日までは、まとまった庭仕事はほとんど出来ませんでした。日曜日に法事をとり行ったり、水曜日は大垣市の緑化審議会があり、終日をあてたりしたからです。その間に、区の用事で出かけましたし、アイトワ塾があったり、初対面のチョッと気の張る来客を迎えたりしています。法事は、父の17回忌でした。

 庭掃除は、19日木曜日の朝から20日の昼までかけて集中的に行いました。通常の喫茶店の冬休み明けの準備にとどまらず、パーティに参加してもらう人たちの目に留まりそうなところまで範囲を広げましたし、昼間はほとんど妻の手を借りられませんでしたから、てんてこ舞いでした。これまでは、こうしたパーティを開くときは、妻の手料理でおもてなしするところですが、このたびは思うところがあって親しいシェフ夫妻と義妹に出向いてもらい、助けてもらうことになりました。ですから、妻はパーティ前日の19日から人形教室を再開し、妻の手助けをえられるのは朝の10時までと、昼休みの寸暇と夕刻に限られたのです。

 そこで、連係プレイに知恵を絞りました。19日を例にしますと、まず2人で10時まで庭の落ち葉掃除をし、そのあと私は1人で咲き始めた紅梅の鉢植えを人形工房の側まで1輪車で移動しておき、昼休みに妻に手伝ってもらいサンクンガーデンに運び込みました。その後、私は花車のプランター受けに防腐剤を塗り、過日私が初めて1人で寄せ植えしたプランターを1輪車で運べるところまで移動させておき、妻の教室が終わるのを待って2人でセットし、花車を仕上げました。花車のプランター受けは木製で、某寺院からもらった廃材を用いて、23年前の開店にあわせて2人で手造りしたものです。親しいシェフ夫妻とは未花夫妻のことですが、調理の評判は上々でした。

 片付いた庭仕事は、過日頭を落したクヌギの駒切を斧で割って軒下に入れ、伐採した棕櫚の幹を囲炉裏場に移動させました。腐葉土を取り出して庭の随所にまいたり、コンクリ花壇の掃除をして花の苗を補充したりしました。ポットウォールを飾る鉢植えのロッコウサクラソウの土替えもしましたし、いくつかの水鉢の掃除もしました。また、パーティのあと、我が家に泊まっていただくどなたかに薪で風呂を焚いてもらおうと思いましたから、燃料棚がいっぱいになるまで薪を運びこみました。さらに、薪ストーブをパーティが終わるまで焚き続けようと思いましたから、ストーブの側にも薪を運び込んで積み上げました。パーティは、料理が美味しかっただけでなく、お招きしたアーティストの即興のパフォーマンスが見事で、とても賑わいました。5時から8時までの予定でしたが、気がつくと9時半を過ぎていました。

 他にも嬉しいことがありました。1つは大垣に出かけたおかげです。久しぶりで昼食に酒井亭の「にしんそば」を振舞ってもらいましたし、味噌煮込みうどんにもありつけたのです。酒井亭のご主人は京都のご出身ですが、京都のあちこちで口にするにしんそばよりはるかに美味、と私は感じます。また、かつて会長を勤めた大垣市環境市民会議の活動が順調に広がっていましたし、私の好物を覚えていた専従者が味噌煮込みうどんの材料を買い置いてくれていたからです。もう1つの嬉しい出来事は、このたびの本の読者が、遠方から日帰りで訪ねてくださったのです。しかもお国自慢の米と清酒を、遠方に停めた車から運んでくださったのです。
 
新装なった花車。これからときどきこの「寄え植え係り」を引き受けようかな、と思いました。寄せ植えしたプラスチックのプランターを、大八車にのせてある木の鉢受けに入れれば出来上がりです。このたび鉢受けの内側に、久しぶりに防腐剤を塗りました。ひょっとしたら、これで死ぬまで塗らなくても済むかもしれません。

イノシシスロープの落ち葉掃除もしました(上右)は掃除前)。石階段の周辺のビロードのような苔(左)も好きです。

ポットウォールは、サンクンガーデンに至る階段沿いにあります。これから夏までは鉢植えのロッコウサクラソウが飾ります。夏になればオリズルランに替えます。

野菜が霜に打たれて甘くなり、小鳥が盛んについばみます。ブロッコリーは、例年通りに狙われ、山は餌不足なのか、例年以上についばまれました(左)。問題は、自然交配の野菜です。見向きもされないものもあれば(上左)、惨めなまでについばまれるものもあるのです。激しくついばまれる野菜にフレームをかけて新芽を出しなおさせ、食べてみようかな、と妻はいいます。

この人の即興の創作パフォーマンスに感動しました。星空と風の音を織り込んだ歌詞も良かったし、ご本人手造りギリシャ風弦楽器の音色もよかった。いつの間にか皆が環になって手をつなぎ、子どものように上下に振ってリズムをとっていました。

梅に鶯の創作菓子。急に参加できなくなった友が「手土産に」といって届けてくれました。もう一人の友は、転職の記者発表などが入ってしまい、参加できませんでしたが、とても嬉しくなる転職でしたから参加者に紹介しました。

パーティの翌日、保津川河畔にでかけ、川端康成が逗留した部屋も訪れました。このての雪見障子は初めてみましたし、廊下の材は松のふしなしの正目でした。