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健康の否決、野菜と煙 09/07/05

 今週は妻と3日も一緒に庭仕事をしました。快晴の日曜日は、妻は草刈りに精を出し、私は畝づくりとトーモロコシとユリネの支柱たてに精を出すなど、薄暗くなるまで2人は庭で過ごしました。畑はすっかり夏姿になりました。翌月曜日は雨でしたから、2人は終日温室で過ごし、温室内の掃除や整理に明け暮れました。あとはガラス磨きを残すだけです。第3日目は、半日でしたが週末に、スライド式のアルミ梯子を持ち出すことから始めました。離れの壁面を覆っているツタの散髪です。ついでに周辺もきれいにしたうえで、ブルーベリーの苗木植えで終わりました。

 畑の南半分は、南北に走る5列の畝ですが、すべて夏野菜に模様替えしました。一番西の畝ではコイモ、ペルー原産のトウモロコシ、トマト、ズッキーニの4種が、次の畝では4種類のトウガラシ(伏見、万願寺、カラーピーマン、京唐菜)とオクラの5種が、3列目は2度目のインゲンマメを育てる予定地の他に、ネギ、セロリ、ハナオクラの3種が、4列目は第2次のキュウリを植える予定地の他に最初のキュウリ、ツルムラサキ、第2次のナスビの3種が、そして一番東の畝はヤーコン、紫蘇、雲南省の少数民族が常食にするトウモロコシの3種を育てています。月曜日に、第2次のキュウリとインゲンマメの種をポットにまき、その苗を植えつける畝を用意しました。

 残る畑の北半分は南の1.5倍ほどの広さがありニワトコ、長短とり混ぜると10数本の畝がありますが、チマサンチェ、モロヘイヤ、ニラ、初回のナスビ、トマト、そしてインゲンマメの6種が収穫期に入っています。もうしばらくすればジュウロクササゲ、ゴーヤ、ヘチマ、2度目のトマトなどが収穫期に入ります。つくねイモやユリネは晩夏に掘り出すまで食べられませんし、宿根のアスパラガスは末期で、たまにしか収穫できません。ゴボウと夏大根はすでに董が立っており、大根の花芽を収穫する程度です。以上の他に香辛料のホースラディッシュとフェンネルそしてサクランボの木と糧飯(かてめし)に用いるウコギが生えています。他に、吊るして保存しているタマネギ、ニンニク、湯がいて冷凍しているエンドウマメや筍などが夏の食卓の主役です。

 この時期は一雨ごとに野菜だけでなく野草もグングン成長します。ですから、妻は草刈りをしながら「この庭は1年放っておけば大変なことになりますね」とよくつぶやきます。私は妻が草刈りや草抜きに精を出してくれなかったら、今頃庭はどうなっていたことやら、とよく考えます。

 庭にはミツバ、フキ、コゴミ、ワラビ、ゼンマイ、ヤブマオウ、ツワブキ、セリ、アシタバ、あるいは宿根ソバなどが自生しています。入浴剤に用いるドクダミ、ヨモギ、ゲンノショウコなどの薬草や、レモングラス、ミント類などのハーブも生えています。タラ、ウコギ、山椒、月桂樹、柚子、橙など、香辛料や食料にする木もあります。畑仕事で喉が渇いたりすると千切りとって口に放り込むキンカンや、疲れぐあいによって嗅ぎ分けるローズマリー、レモンバーム、アップルセージなども育てています。加えて私たちがまだ活かし方を知らない野草も一通り残しており、むやみに草刈りや草抜きが出来ません。でもこの努力が庭に来るムシや小鳥などを豊にし、オーガニックの野菜などを育てやすくしているはずです。また、こうした草木を燃やすときに出る煙にむせることが、わが家の健康法の1つだと心得ています。

 水曜日に常寂光寺を訪ねました。木曜日は大垣に出かけ、緑化審議会長をもう一期引き受けたあと、大垣市環境市民会議のステーションを訪ね、旧交を温めたり、そこで待ち合わせた友人に夕食をご馳走になったりしました。金曜日は2度にわたって学生と接する日です。週末は2人の女性から、あわせて5種の苗木をもらいました。他に、予期せぬ来客にも恵まれ、旧交を温めたり、力を借りる話に花を咲かせたりしています。今週も良い1週間でした。
 
SunQのDMが出来あがり、届けてもらいました。また、別に訪ねてもらった友人は、日食時にだけ生じる自然現象があったことを教えてくれました。22日は是非とも好天になってほしいものです。

小文を寄稿した機関紙も届けられました。編集者がこの小文にあわせ選んだ写真は、なんと見覚えのある1葉で、高名な建築家が撮らえた焚き火の煙でした。「治療」に吸入が用いられるように、良い煙を吸うことが「予防」に役立つとカラダで覚えている私は、この写真に接したときに感動しています。それにしても近頃は、吸えば毒になる煙が多すぎます。それは新建材などに用いる化学物質が主因でしょう。毒か益かを嗅ぎ分ける力を身につけないと、犬なら食べないような毒入り食品まで食べかねません。

夏椿(沙羅)の花が末期で、ポトポトと庭に落ちています。この落ちた花を楽しみやすくするためにも、沙羅の木の周辺を大幅に模様替えすることを妻は願い、まず植え込みを切り取りたいとせがみます。しかしこの作業は、達成感を味わいやすい1つですから、助っ人の学生が来てくれたときのために残しています。

キヌガサタケの季節です。雨が降る中、畑まで朝食用の野菜を収穫に出た妻が見つけてきました。


この木曜日からトマトの収穫が始まり、その朝は8種の野菜を食べました。トマト、キュウリ、インゲンマメ、チマサンチェ、そしてタマネギの5種をサラダで、他に2種のトウガラシ(万願寺と伏見)は焼いて、京唐菜は葉を佃煮で味わいました。この京唐菜は昨夏の分で、妻がその末期にとった葉を、薄味の佃煮状態にして冷凍保存してあったものです。韓国海苔で包んで食べたのが良かったのか、つい食べすぎました。もうすぐ今夏の京唐菜の収穫が始まります。

妻が友人からもらった初めて見るタマネギ。その友人は、畑仕事を定期的に手伝いに行っている農家があるそうで、そこで育てたタマネギとか。一緒にもう一種、赤タマネギもいただきました。

週末にもらった5種の苗木。一種のブルーベリーは鉢植えにしてテラスに飾った上で、秋に庭に下ろします。2種のブルーベリーの間にある木は鬼グルミ。その手前にある2種はヤマシャクヤク。かつてヤマシャクヤクの1種を植えたことがあるのですが、数年で枯らしているだけに、今度こそはの思いです。今もそのときの可憐な花を思い出します。