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蜜蜂の習性とサポーターとの交換
10/04/11
盛り沢山な1週間でした。養蜂の師匠を迎え、ハチを呼び寄せる仕掛けの準備で明けました。木陰のテラスを、アイトワのサポーターや仲間との交歓がしたくて半年ぶりで活かしました。その関係で、久しぶりでブロアーを取り出してパーキングの掃除をしましたし、温室の掃除や中庭の除草にも精を出しました。また、ハッピーのテラスを一新しています。さらに、丹後の案件で理事長や事務局長と府庁を訪れたり、2ヶ月ぶりで通院したりしています。金曜日は、うるさいほど大きなコジュケイの初鳴きの声に起こされました。
まず木陰のテラスで養蜂の師匠と昼食を、と準備を始めましたが、計画変更です。予定より1時間も早く着かれ、トッテン宅の仕掛けも午前中に終え、大津の鳥井宅に行きたいとのご要望だったからです。素人養蜂ではトッテンさんは同輩ですが、鳥井先生は先輩で顔見知りです。師匠の志賀さんが前回お見えの時に同道されており、連れていってもらうことにしたのです。
先輩のお宅では巣箱を6段に積み上げていました。志賀さんはその側に分蜂の群れをつかまえる仕掛けを設置され、次いで、ご近所のもう1人の先輩宅に案内してもらえることになりました。そこで初めてニホンミツバチの自然の住処を目撃したのです。結果として、志賀さんとは8時間も過ごした勘定で、ニホンミツバチの繊細さをとっぷりと学ぶ機会にもなり、素晴らしい1日になりました。この間に妻は、詰まった下水問題で一苦労していたことを帰宅後に知っています。
月曜日は、午後から庭に出て、学生が切り倒した3本の木を駒切りにしたうえで、栗の木を割りはじめました。その音を聞きつけた妻が夕刻に出てきて、久しぶりで薪割りに興じました。この薪は火付もよいので、喫茶のテラスの薪置き場に積み上げることにしています。
火曜日の早朝、小用に出たときに久しぶりでパジャマ姿のまま草抜きをしました。その後、通院で半日を奪われ、庭には午後から出ましたが、ズボンだけでなく履物も長靴から地下足袋へと夏パターンに替えました。ところが翌日は気温が一転し、冬装束に逆戻りです。この激しい天候不順のおかげでしょうか、庭ではソメイヨシノが長持ちしており、山桜、紅しだれ、花桃、そして桃と妍を競って花盛り、ハナスオウも7部咲きです。思わず「よかった」と叫びました。
この1週間を通して、冷え込まない限り、妻はお茶の時間をこのテラスで過ごすことになっていました。曜日毎の生徒さんと花見です。私は土曜日に、これまでお世話になった職人さんと花見をすることにしていました。そのうえに「出張のついでに金曜日に立ち寄りたい」と、紅しだれを一緒に植えた人が言って来てくださっていました。そこで急遽、アイトワ塾の皆さんに土曜日の夕刻にでも花見をいかが、と呼びかけていたからです。
そんなこともあって、庭仕事に随分力を入れました。久しぶりにブロアーを取り出してパーキングの掃除を丁寧にしただけでなく、DIYショップに出かけて化粧鉢を買い求め、ネコ柳を植えつけ、喫茶のテラスの模様替えをしました。猪スロープに積んであった枯れた栗の駒切りをすべて割ってしまい、喫茶のテラスの薪置き場に積みあげました。ハッピーのテラスの拡張をホームビルダーにしてもらえることになったので、その間に、中庭の除草や、学生に積み上げてもらった赤土を、レーキでならし直して踏み固めたり、排水枡花壇の除草をしたりしました。
思わぬ寒さで妻はテラスを使えない日がありましたが、土曜日は好天となり、職人さんと楽しい時間を過ごせました。職人にとって近年は冬の時代でしたが、もうすぐ春を迎えるはずです。人間にとって最も大切な事は、便利で世間並ではなく、個性的で清潔な住まいで穏やかな日々を過ごすに勝るものはない、と多くの人が気づくに違いないからです。職人の出番です。
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今週の最初の庭仕事は、学生が切り倒した3本の木を駒切りにすることでした。サポーターに庭めぐりをしていただく上で、猪スロープを塞いでいる枯れた栗がいかにも危険に見えると妻が訴えましたから、ついでに杉なども片付けました。 |
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ネコ柳の2つの鉢をテラスの運び込み、模様替えをしました。ニワザクラの鉢も持ち込みましたが、今回は運び出す鉢がなく、鉢の入れ替えではなく、追加と移動の模様替えでした。このネコ柳は、いただきの切花を挿し木して根付かせたものです。 |
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枯れた栗の木の薪を薪置き場に積み上げのは、1つは美観上です。2つ目の理由は栗の木の薪の火付きのよさに期待したからです。昨年積み上げたシュロの薪はとても火付が悪いようですから、一緒にくべて使い切るためです。 |
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ホームビルダーはピンコロを用いる作業は初めの経験とか。そうと知って、とても喜んでいます。出来栄えは満点とは言えないでしょうが、わが家で技術とその技術の生かし方を習得し、技の幅を広げ、望ましきホームビルダーになってほしいからです。最も大切な芸術は美しい住まいだと150年まえに指摘したウイリアム・モリスを思い出します。その第1条件は、住まう人の個性の延長であることではないでしょうか。 |
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下水に木の根が詰まりよい新たな場所の発見です。妻は私の留守中に、その箇所の発見と解消にあたふたしたわけです。これで、秋口の定期点検場所が5箇所になりました。このうちの4箇所は、社会は塩ビパイプを使うようになっていながら、点検枡はコンクリート製のままになっている縦割り社会の構造的欠陥です。NZで見たように、塩ビ製の点検枡を一刻も早くつくるべきです。 |
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ソメイヨシノは寒さで花持ちが良くなったのでしょう。山桜と紅しだれは、火曜日のバカ陽気が蕾をいっきに開かせたようです。アイトワの3種のサクラが、このようにいっせいに満開になったのは初めてのことだと思います。通例はソメイヨシノに始まり紅しだれで終わりますが、その間に半月もの時差が生じたこともありました |
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見事に開いた苔玉のサクラ。土曜日の夕刻の宴で披露しました。この苔玉を造って届けてもらった人にも飛び入りしてもらいました。職人の集いに参加出来なかった1人は無農薬有機栽培の梅肉エキスや梅干を、他の1人はアイトワの柚子粉も活かして試作したとの柚子羊羹を「仲間の皆様に」といって届けてもらいました。この1週間は大勢のサポーターと交換できました。 |