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アイトワ循環図

盲点、背丈詰め、院生の講座 11/10/30
 
 イノシシのせいで大仕事が出来ただけでなく、変化に富んだ1週間になりました。要は、イノシシに振り回されたわけですが、他にも、嬉しい来客や電話、楽しい1泊旅行、ディナーショーを初体験、新兵器(?)の入手、アイトワ塾、そして週末の終日講義など、と変化に富んだ出来事が続いたわけです。おかげで、懸案だった庭仕事の1つを片付けられましたし、畑仕事にも一区切りをつけることができました。

 このところ傍若無人のイノシシに手を焼いていますが、「なんと!」私が一泊旅行に出ていた間に、妻がその侵入口を突き止めていたのです。「まさか!」と思う盲点でした。風除室の側にある急勾配の土手を登り降りしていたのです。そこで、翌水曜日は丸1日を投じ、鉄条網を張って侵入できないようにしました。鉄条網を張る上で、邪魔になる木や笹などを刈り取る必要があり、大仕事になったわけです。おかげで、「これで一安心」と胸を撫で下ろしました。ところが、翌朝、過去最大の被害を受けていたのです。まさに呆然!です。もちろん前日侵入できなくした所には異常が生じていません。他に、侵入口があったわけです。残念ながら、その穴を見つけ出せぬままに週末を迎えています。

 それはともかく、今週は、嬉しい電話や来客から始まっています。過日2日続きで結婚式に招かれていますが、この2組のペアーが訪ねてくれたのです。また、軍平さんの奥さんから電話をもらいました。おかげで心が温またようで、富美男さんを誘ってホームセンターを訪ねています。私は、予備の豆電球、錐(きり)、有機石灰、赤レンガ、金魚など細々とした補充の買い物をしましたが、冨美男さんは自転車で運ぶには難儀な鶏糞など重たい数袋の肥料を買い求めていました。「誘ってよかった!」と思ったものです。

 月曜日は、3人の青年助っ人を迎え、庭や畑仕事を手伝ってもらいました。この間に顔見知りの植木職人が、1本の潅木を携えて訪ねてくれました。そこで「これ幸いに!」とばかりに、数本のツバキの背丈を詰めてもらいました。青年助っ人には、有機石灰などを鋤き込んだ畝を用意して玉ねぎの苗の植え付けをはじめ、一輪車道の整備、あるいは囲炉裏場では赤レンガを用いて2つの水鉢の据え直しも済ませてもらいました。

 植木職人を見送った後、夕刻5時から丹後に向けて一泊旅行に出かけました。顔ぶれは、青年助っ人のうちの2人と、他にアイトワで合流した3人の計6人です。その内の1人は、先週の出張先で初めて知り合った人です。いずれも多才な人たちですから、いずれ楽しい化学反応のような現象が生じるに違いない、と期待しています。

 初体験のディナーショーは火曜日の夕刻のことで、お招きに応じたものです。ディナーのメインはヘレステーキでしたが、1口味見をしたあとは愛犬の土産にするなど、翌朝の体重を65kgに保つ配慮をしています。もちろん家庭では、朝食前の干し果物、夕食前のチーズクラッカーとワイン、その間のカステラのオヤツなど、と十分楽しんでいます。

 週の後半は、庭仕事に十分時間を割くことが出来ました。インゲンマメ、モロヘイヤ、そしてトウガラシの収穫の仕納め、紅心大根やカブラの初収穫、あるいはチマサンチェやレタスの苗作りなど。そして週末は4人の院生と引率者を迎え、実習を伴った講義でした。おかげで。懸案の庭仕事が片付きましたし、畑仕事にも一区切りつけられました。

 今は、なんとかして見発見のイノシシの侵入口を見つけたいものだ、と願っています。それは、2人の青年助っ人と妻の6つの目でも見つけられなかった難問題です。
 

この急勾配の土手をイノシシは登り降りしていたわけです。土手の上部にある境界線に鉄条網を張り巡らせたくて、草や木をきれいに切り取ったり刈り取ったりしました。もちろん土手の下にあるビオトープをグチャグチャにされていましたから、仕立て直すことにしました。その途中で、泥上げした後をちょっと掘り足すと、元の赤土の地層が現れました。

囲炉裏場の水鉢を据え直しました。助っ人学生が囲炉裏場全体をかさ上げしてくれていますが、ビールやスイカなどを冷やす水鉢もかさ上げする必要があったのです。かつては、私が持ち上げた水鉢ですが、今は下ろすだけで精一杯でした。

高校生が作った缶詰が丹後にあったことを知りました。日本海でとれたサバを生かしたカレーライスのルーです。ラベルのデザインも高校生が考えたとか。土産に1つもらいましたから、妻が留守になる昼食にでも、と考えています。

初収穫の紅芯大根とカブラ、そして末期のゴーヤを生かしたサラダ。弁当の用意が出来なかった3人の青年助っ人のために妻が足跡で用意したスパゲッティの添え物です。

畑で、リクビルがミミズを食べているところに出くわしました。初めて見るドラマで、リクビルの生態の一端を見た思いです。

数本のツバキの切り詰めてもらいました。イチジクの苗木を日陰にしていましたので、かねたから気にかけていたのです。これでイチジクの日照時間が30%ほど増えることでしょう。

これが最後の一輪車道 (裏庭にある) の改修と、飛び石小径(温室の北側にある)の改修です。前者は青年助っ人の一人が、後者は院生の一人が幾つかあった実習課題から選んだテーマです。前者は、私が少し補修するでしょう。後者も、このテーマを選んだ院生の意見に促されて私は補修するつもりです。