東日本の人たちに想いを馳せ
 

 
 復興のためのグランドデザインが急がれる、と読者に感じさせる新聞コラムが、高村薫さんから始まりました。

 粘り強くて誠実で、辛抱強い東北の人たちの力と、良きグランドデザインがかみ合えば、きっと日本を生まれ変わらせられるはずです。少なくともそのよきキッカケにできるのではないでしょうか。さもなければ、2万人近い津波による死者が浮かばれません。さらに、その数をはるかに超える放射能という人災にさいなまれかねない人が生じかねません。日本は、次代を睨んだ国家のグランドデザインが求められているわけです。

 311の直後に、この国家目標を打ち出し、実践に移す絶好の「チャンス」ではないか、と私は思いました。そこで、次のような寄稿をある機関に寄稿しましたが、残念ながら採用されませんでした。鉄は熱いうちに打て、と思ったのですが。