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ギャップ 13/01/27
素晴らしい朝焼けと、3人の学生助っ人を得た1日から始まった1週間でした。おかげで、囲炉裏場に積み上げてあった太い玉切りは新薪小屋とカフェテラスに移動させ、カシの枝葉は焚火で片づけることができました。焚火では、オヤツの焼き芋と夕食用にジャガイモだけでなく、初めてキャベツを燠に突っ込み、キャベツがとても美味でした。3人の学生のうち2人は、アイトワ塾の新年会で料理の腕を振るっています。残る1人は新顔でしたが、ご両親はかつてアイトワの喫茶店でお茶を飲んでくださっていた。
この土・日の2日間で得た計5人の学生助っ人のおかげす囲炉裏場はずいぶん片付きました。もちろん私も通常よりハッスルしました。助っ人を得ると庭の中を歩く距離が飛躍的に伸びます。助っ人が用いる道具や備品などをとりに走ったり、オヤツや昼食時の椅子やテーブルを取り出してセットしたり、あるいは学生にしてもらった複数の仕事の後始末をしたりするからです。それらがとても良い運動になり、確実に体重減量に貢献します。この2日間もその効果が大でしたが、残念ながら腰痛をぶり返しました。
月・火は天候が急変し、骨休めの日にしました。アポイントは月曜日の友人夫妻に招かれた夕食会と翌21日の(アイトワの冬休み中におこなう)工事の細部打ち合わせだけでした。ですから25日の企業人を対象としたスピ−チに備えた最後のつめや、郵便物の整理、リクチュール塾にそそぐ期待を100文字にまとめる作業、あるいは読書やデスクワークに当っています。この25日(金)のスピ−チをもって、昨年11月から意図的に組みいれた一連のスピーチは終わります。それは書生に、助手として同行してもらい、集中的かつ第三者的に私の考え方に触れてもらいたいとの願いもあったからです。
郵便物の整理では、多くの時間を際立った2通に割きました。高名な精神科医の友人には、自殺問題の現実を通してわが国の精神科医療の荒廃を教えてもらえました。商社時代の同期生には、食料問題とブータン自慢の詳報を知らせてもらえました。
その後天候は持ち直し、水曜日のアイトワ塾と金曜日午後のスピーチの時間を除き、こまごました作業にあたっています。ニラの畝の仕立て直し。水島さんの手を借りて、ピザ窯の天板を乗せる台を組み。ある雨水排水口の改修。旧玄関と、第二腐葉土小屋に、加齢対策の手すり付け。ケンの洗濯物が増えたので、その洗濯器への給水蛇口の2口化。囲炉裏場を片づけ、9束の薪つくり。猿が出てブロッコリーの軸をかじったり小鳥の被害が目に余ったりし始めましたから、キャベツやブロッコリーをトンネル栽培に切り替え、など。
金曜日の企業人対象のスピーチには就活中の女子大生にも参加してもらいました。とりわけ書生には一連のスピーチはとても有効だったと思います。リズさんが引率したアメリカチーム一行が終日研修で示した食いつくような熱心さ、日本の大学生の間で生じている2極化、そして日本の企業人が抱えがちな乗り越えがたい壁など、大きなギャップを目の当たりできたはずです。ですから、企業人に求められる心構え、時代の変わり目の認識、あるいは未来への備えなどはいかにあるべきか、に思索を巡らせてもらえたことでしょう。
この間に、安倍政権は次々とパフォーマンスを繰り広げました。それが日本丸を窮地に追いやっていることには気付いていない様子です。世はポスト消費社会に入っているのに、いまだにGNP一本やりでは情けない。世界とのギャップは広がるばかりでしょう。
週末の私は腰痛をぶり返し、翌日曜日に備えて終日寝込んでいます。
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真っ赤な朝焼け |
日曜日の朝、パソコンにかじりついていた私は、あとから起き出してきた妻に、「久しぶりの真っ赤な朝焼け」、と教えられました。 |
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焼き芋を味わいました |
薪割を初めて体験してもらいました |
3人の学生助っ人と焼き芋を味わいました。初参加の小谷未沙子さんは、やって来るまえに、ご両親からかつてアイトワでお茶を飲んだ、と聞いたようです。この2人の女子学生に、薪割を初めて体験してもらい、そのコツや醍醐味も覚えてもらいました。 |
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囲炉裏場はずいぶん片付きました |
排水口もできました |
囲炉裏場はずいぶん片付きましたし、排水口もできました。佛教大学の助っ人を迎える前に、片づけておいて、次なる作業の意義を理解してもらいやすくしたかったわけです。私の見る限り、過半の日本の大学生は、今の日本に危機意識を抱いており、意義ある使命感に燃えています。この熱意を健全に導くことが大人社会に求められています。 |
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前列の薪を取り出し |
玉切りを置いて積み直しました |
カフェテラスの薪置き場の前列の薪を取り出し、下部にこの度の間伐と大剪定で出た玉切りを置いて積み直しました。5番目の薪置き場も、ここに収まっていた薪などを取り出し、新たに作った玉切りで満杯にしました。取り出した割などは居宅のあちらこちらの軒先に移動させました。6番目の薪置き場を作るべきではないか、と考え始めています。 |
5番目の薪置き場 |
軒先に移動 |
軒先に移動 |
軒先に移動 |
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ピザ窯の基礎を設置しました |
窯を築く赤土は、佛教大学生が用意した |
カフェテラスの薪置き場の半分を割いて、ピザ窯の基礎を設置しました。セメントが乾くのを待ってコンクリート製の天板を乗せます。そして、2月中旬にはアーチ形の窯を築く予定です。この窯を築く赤土は、佛教大学の学生がすでに用意してくれています。 |
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小物を買い求めました |
排水口を、大雨に備えて新設しました |
排水口を、大雨に備えて新設しました |
こまごました作業のために、まず小物を買い求めました。カフェテラスの薪置場の平屋根にもうけた排水口を、想定外の大雨に備えて新設しました。第二腐葉土小屋の手すり付け。ニラの畝の仕立て直しは、老体には大仕事でした。 |
腐葉土小屋の手すり付け |
ニラの畝の仕立て直し |
肥料を入れ |
完成 |
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ホースラディッシュを掘り出し |
前菜の生ガキ |
創作リゾット |
今週の美味は金曜日の夕食でした。まず書生がホースラディッシュを掘り出し、そのソースで食した前菜の生ガキ。今年は生ガキが不作と聞いていましたが、選りすぐりに巡り会えたのでしょう。主菜は、硬くなった玄米ご飯を活かした創作リゾット。すりおろした山芋が生きていました。 |
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