何かがおかしい
 

 今週は、週初めに門扉のチャイムが故障したのですが、押しボタンの内部を調べてみると、虫(土蜂の一種?)が卵を産み付けるためにこしらえたと思われる土の殻(一部とり置いてくれてありました)がぎっしり詰まっていた、と聴かされました。初見の殻です。

 近年はすっかり姿を消していたミノムシが増え始めています

 異常な高温や、雨の降り方など、気象もおかしくなっていますが、野生の生きものの様子もおかしい。わが家では今年の初夏、とても小さなハエの異常発生から始まっています(そのころ、京都の他所でも異常が報道されていた)。余談ですが、NZの友人は、クモが異常発生しているとの新聞の切り抜きを同封してきていました。

 その後、庭でクモが例年になく多くの巣を張るなど何かがおかしいと思わせられる現象が続く湯になりました。今年はアシナガバチ(肉食で攻撃性に優れた)の巣がとても少ない。まだ2つしか見かけておらず、2つとも大事に残しています。その1つは、ソッとして置くために剪定を中断したままにしています。また、いつもなら今ごろ、ミツバチの巣の様子を伺いに来ているはずのスズメバチをいまだにかけていません。庭では最も強くて獰猛な昆虫です。

 フヨウに着く毛虫は例年通りに現れましたから、「それでは」とばかりに長けたゴボウのあるところに走りましたが、必ずと言ってよいほど現れていたゴボウの種を狙う黒いコクゾウムシがいまだに表れていませんでした。もちろん、観察を続けます。

 これらは、気候変動に伴う異常気象が原因でしょうか。困ったものです。でも、もっと心配なことがあります。日本人の心が根底から崩れつつあるようで、何かがおかしい。とりわけ日本の若者が希望や自信を失っていることが心配です。この趨勢は、わが国が国際化を計るにつれて加速されかねません。それだけに心配です。
 


土の殻


ミノムシが増え始めています

ハエの異常発生
 
クモが異常発生しているとの新聞の切り抜き
 

フヨウに着く毛虫