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発見と春爛漫 17/04/23
当週記は、乙佳さんに誘われて、方丈のロフトに上がった時から始まります。その時まで私は、階段は未完成で登れない、と思っていたのです。本棚の支柱は木製に改められており、「ヨカッタ」と思いました。この日はもう1つ、トピックがありました。トッテンさんに請われていたバクダモンを届けに行ったことです。結局、この日は小雨が続き、庭は見て回っただけで終わりました。
翌日は快晴で明け、2日日延べしたルーチンの後、もっぱら除草に励みました。妻が個展を終え、深夜に帰宅した日のことです。風呂を焚きながら、散らかった食卓を片づけて待ちました。妻はついにタクシーが通りかからず、リュックと手荷物をぶらさげ、徒歩で帰宅。小腹を塩鮭(私のために焼いて出た)と菜の花漬けで満たし、私はその横で、取り替えた本棚の支柱、アスパラガスの被害、「タラの芽を摘まなくては」などを話しました。妻は大勢の手助けを得て無事撤収できた様子を語りました。
妻は翌日から教室がありました。朝食の野菜を採りに出た妻は、嬌声をあげながら戻ってきました。この時期の庭は、日々一変します。(ヨシッ」と私は庭に出て、倒れたハナスオウを活かしたオブジェを作りました。食後、妻をロフトに案内。その後、妻は教室へ、私は庭へ出直し、山菜の収穫、裏庭一帯の点検と整備。昼食時は宅急便の開梱とお礼の電話。午後は、ヒメジオンが蕾をもたげ、ヘビイチゴが花を咲かせ始めましたので除草に励み、最後は7日ぶりにスコップで一畝仕立て直しました。
かくして日常の日々に戻りました。とはいえ、何せ老人。続く2日は医者通いでした。ホールターと言う機器も用いる24時間の心臓検査と歯の治療です。初日は、午前にホールターの装着。午後は差し歯の型取り。庭には4時から出て、次の4つの作業をこなしながら、ためしてガッテンに得心です。まずトウモロコシとインゲンマメの苗に急かされ、2つの畝の仕立て直し。個離庵周りの部分整備に着手。第一次夏野菜の(トマトを除)3種とタマネギに液肥。そして目の敵にしている野草の除草。
翌朝、妻はサンショウの花芽摘み。私は夏野菜のカバー外し。その後、ホールター外しで通院、エコー検査も受けました。帰宅すると、午後の予定の来客が間違ってみえており、少し忙しかったけれど、午後は丸ごと空いたわけです。そこで日没まで、気になっていたパーキングの除草に取組み、オカゲで3つの発見に恵まれたのです。小さなキノコ。そして白い花をつけたショカツサイは新発見。その上に、鉢植えのキンリョウヘンが咲いたのを知り、妻に見せようと居間に持ち帰りましたが、途中でハチが飛んで来ました。「ミツバチよ」と妻。何年振りかの発見。大急ぎでセット。この日、妻は咲子さんに電話をして、野菜を届けようとしたのですが、逆に未生と慧桃両君を連れて取りにみえた。どうやら未主君は、お父さんに作ってもらったという弓の腕前を、私に披露したかったようです。
週末も、友人と天から嬉しい贈物に恵まれました。天の方は新タンポポで、新発見と言い直したいほど。友人の方は2人から若筍と若鮎。夕食を想像しながら庭仕事に励み、4つのテーマをこなしました。クリスマスローズ関連の作業。育苗関連の作業。2種の苗の畝下し。そして失敗に終わったシイタケの種コマ打ちです。この間に、花柄の短いタンポポを見つけたりナツメが芽ぶいたことに気づいたりして、喜んだりもう冷え込みの心配はないと安堵したり。この日は木陰の歓談にも恵まれました。妻から嬉しい飛び入りの来客の知らせがあったのです。ミツバチは次週のお楽しみ。
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この構造で完成 |
木製に改めた本棚の支柱 |
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この階段は未完成で登れない、と思っていたが、居間から見えるこの構造で完成。妻の注文で木製に改めた本棚の支柱だが、変えてヨカッタ。乙佳さんが「主人」と呼ぶ人「親方」の手作りだが、それがヨカッタ。
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里美さんが撮影との写真 |
わが家のキンリョウヘンが開花 |
ほどなく斥候が来た |
岡部産業の社長とバクダモンをトッテンさんに届けた。過日の訪問時にニホンミツバチの分蜂が始まっていたが「棲みつかなかった」とのこと。だが、翌日、里美さんが撮影との写真が届いた。当週は、わが家のキンリョウヘンが開花。温室から持ち出すといきなり1匹のハチが飛んできた。大急ぎで巣箱の側にセットすると、ほどなく斥候が来た。週末には偵察隊も来た。あとは次週のお楽しみ。 |
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ハナスオウの1本を活かしたオブジェ |
タラの芽と3回目のワラビ |
満開の花の重みで倒れたハナスオウの1本を活かしたオブジェの1つ。山菜の収穫は、タラの芽と3回目のワラビ。大きく育ち過ぎた栽培種のタラの芽を、妻は端境期の野菜として活かした。裏庭一帯の点検もしたが、先月の整備のおかげで、ゼンマイ土手、シラユキゲシ、あるいはミズバショウなどが健在。宅急便は、場を異にした出張の着替えを送ってもらったが、開梱して驚いた。竹炭粉を使いやすくした工夫。庭のオレンジの手作り品。ビスコの復刻版などでイッパイに。 |
ゼンマイ土手 |
シラユキゲシ |
ミズバショウ |
開梱して驚いた |
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冬野菜の畝 |
ケシを残すわが家流の仕立て直し |
ナスビのカバーを外して、転用 |
冬野菜の畝は、肩に自然生えしたケシを残すわが家流の仕立て直し。インゲンマメの苗には、ナスビのカバーを外して、転用。個離庵周りの部分整備に着手したが、学生に野草制御の一法を、土を活かす方法を学ばせたくて中断。その「学生を迎える前に」と、ペンキ仕事。妻は、「上の文字を、下の文字に改めてほしい」と注文。 |
個離庵周りの部分整備に着手 |
ペンキ仕事 |
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「上の文字を、下の文字に改めてほしい」と注文 |
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サンショウの花芽摘み |
サンショウの花芽 |
若筍 |
サンショウの花芽摘み、いただきものの若筍と若鮎。春爛漫。花柄の短い新タンポポは、今後増やしたい。気づいた。パーキングの除草は根気がいる作業。ニキビが出る年頃には耐えられない作業だが、ニキビを綺麗に退治した頃の個人的は喜びを、おおらかに思い出させる作業であった。しかも、白い花をつけたショカツサイを新発見。新タンポポ同様に増やしたい。次いで、「これは」と覗き込むと小さなキノコ。次々と見つけた。 |
若鮎 |
花柄の短い新タンポポ |
従来のタンポポ |
パーキングの除草は根気がいる作業 |
除草の成果 |
おおらかに思い出させる作業であった |
白い花をつけたショカツサイを新発見 |
小さなキノコ |
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クリスマスローズ育苗関連の作業 |
コンクリプールの上の育苗場への移動 |
種コマ打ちに挑んだが、失敗 |
腰を伸ばす作業を多くはさんだ。それがまず、キンリョウヘンの開花に気付かせた。クリスマスローズ育苗関連の作業は、3年越しの鉢植えを円形花壇に下し、いただきもの新クリスマスローズをその鉢へお植え直し。育苗関連の作業は、鉢づくりの寝床をコンクリプールの上の育苗場への移動など。シイタケの最後の種コマ打ちに挑んだが、失敗。買い求めてあった種コマの袋をカラスの襲われ、種コマが黒く黴ていた。 |
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木陰の歓談 |
「ズーッとお訪ねしたかった」と埼玉からのご夫妻。聞けば、農文協の雑誌などで触れてくださっていた。しばし木陰の歓談。楽しかった。しかし、お見送りしながら、『自休自足』や『ビズ』が廃刊になったことに想いを馳せ、その共通点を残念な気持ちで振り返っていた。 |
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