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 朗読劇、詩、歯、そしてスミレ 17/10/26  (17/10/22分)

 1週間は何とも嬉しい短大時代の教え子の便りから始まりました。京都で「3人展」を開くとの案内です。雨勝ちの1日になりましたが、切れ目を見てイノシシ侵入後の点検をし、後藤さんを2週間ぶりに迎えルーチン作業に取り組みました。その後、4日後に迫った朗読劇の追い込み作業にはげみ、夕刻は来客と近隣の環境保全について相談。妻は円形花壇の模様替えをした後は人形工房にこもりました。

 翌日は、獣害防除の角出師匠を迎えましたが雨が降り続き、昼過ぎまで歓談。午後は入れ歯の点検で歯科医に走り、ヒヤリッとしたり「流石!」と喜んだり、「有難い」と思ったり。そうした合間にザリガニのミミズを捕り、朗読劇での「挨拶」を思案。当日は「天気であ−れ」と願っています。

 雨で明けた火曜日は、心臓の定期通院日。帰宅後、一篇の詩のオカゲで妻に感謝されました。日本ペンクラブでお世話になった詩人(中村さんの友人である)宮内憲夫さんが詩集を送ってくださり、その一篇を朗読したのです。妻は涙ぐみ「勇気を与えていただけた」と詩人に感謝感激。午後は、ハガキで誘ってあった方々から「19日に(公演会場で)会いましょう」との嬉しい電話が続きました。

 美しい朝焼けの水曜日は「もうすぐ冬到来」と思わせられながら起床。「この天気が明日までもってほし」と願いました。なぜか心がソワソワして落ち着かず、畑に飛び出し、ひと畝耕していると角出さんから電話。「これから(獣害対策に)出直す」との連絡。私は、遅まきながら渡り廊下の西日対策と、方丈周りの掃除を済ませました。妻は、先週のペンキ屋さんにヒントをもらい、塗装作業。この日、腰痛が露わになり、夕食前に妻と久しぶりに整体医に出かけ、翌日に備えています。

 その夜半のことです。雨が降り出した時は落ち込みました。しかし、昼前には上がり、「天は我に味方した」とばかりに畑に出て、遅ればせのジャガイモとトッテンさんにもらったジャンボニンニクと植え、サル防止電線に絡まったツルを切り取るなど、落ち着かぬ気をまぎらわせています。約束の2時過ぎに会場に駆けつけると、景山さんが先着。次いで瞳さん、さらに舞鶴さんと続きました。それからの8時間は無我夢中。これだけ有償で入ったのは初(?)とのスタッフの声に、私の緊張度はピーク。なんとか前座をすませ、中村さんに引き継ぐことができました。実行委員の皆さんのおかげで無事に花束贈呈に至り、ヤレヤレ。大勢の人と旧交を温めることもできました。

 そして打ち上げの後、4人の来客と2台の車に分乗し、10時過ぎに帰宅。妻は朗読劇だけ観て帰宅して、薪風呂を焚きながら夜食の用意していました。まず4人に方丈を見てもらい、その上で今年初のカキの葉寿司を食しながら歓談。網田さんの合いの手に私は救われ、鈴江さんのお手伝いで妻は大助かり。方丈を中村さんに使ってもらい、東海村から駆けつけて下さって村上前村長には母屋の座敷でやすんで頂いた。網田さんは母の寝室で、鈴江さんには父の寝室に案内しました。

 金曜日は睡眠不足と腰痛に加え、チョッとした二日酔いで目覚めました。前夜は話が弾み、就寝が2時になったのです。皆さんを昼過ぎに見送り、その後は夕刻まで、腰の養生をかねた軽作業、パーキング場の除草で過ごしました。その間に角出さんが再々訪問して下さり、シカの飛び込み防止フェンスを張り終えて下さった。かくして週末を迎え、1日前倒ししたルーチンに備えています。
 


短大時代の教え子からの便り

一貫性がある独創的な色使いと造形
短大時代の教え子からの便りの中に、近況報告の他に、目を見張るような絵本一貫性がある独創的な色使いと造形)も入っていた。「これはスゴイ!」。幼児期にこうした絵本を見て過ごすか否かで人生が変わりそう、は大げさだろうか。


角出(すみで)師匠
角出(すみで)師匠を私たち夫婦は「スミレさん」と呼ぶ。それほど心優しい人だから。小雨の中で、イノシシが侵入した後の点検と、被害状況を見てもらったうえで歓談。一回り歳下だが、銃を残して死ぬと家族に(その処分で)面倒をかけると見て、罠に切り替えたことや、趣味は錆びたエンジンを買い求め、起動させること。その数50余などと伺い、見送った。とても忙しい人だが、2日後の水曜日にその防除作業のために再来。さらに追加の資材を買い求め、金曜日に再々来。目星を立てた部分を塞いだ上で、「次は来れても、来春」と言い残し、家路につかれた。


円形花壇の模様替え

木曜日の夜にシカに教われた
円形花壇の模様替えは妻のイヤリールーチンであり、冬は西洋スミレ・パンジー。私は腐葉土を運び込んだ。だが、木曜日の夜にシカに教われた。だが、妻はこれが「かえっていいノ」という。最初の芽を摘み、次の芽を吹かせた方が、丈夫な西洋スミレになると言いながら金曜日に植え戻した。


ポスターを張り出してもらえた
入れ歯の点検をする治療日なのに、入れ歯を洗面台に置き忘れていたことを診察台で気付き、ヒヤりッとしたり、「ならば」と有意義な時間に切り替えてもらえ、「流石!」と喜んだりした。「有難い」ことにここでも朗読劇のポスターを張り出してもらえたが、こうした人たちのオカゲで運動は広がるのだろうと思ったりする通院になった。


詩集などに触れたり
この運動のオカゲで、中村さんの友人である宮内憲夫さんと知り合えた。日本ペンクラブの京都例会に朗読劇のチラシを持参したわけだが、親交が始まりかけており、その詩集などに触れたり、朗読劇当日には夫人の紹介を受けたり、と嬉しいことが続いた。たしかギリシャなどでは優れた詩人を芸術家の筆頭に数え、未来への水先案内人かのごとくに位置付けていたように思う。


網田さんにずっと前にもらった簾

夜間照明の点検

椅子の塗装作業
渡り廊下にやっと、網田さんにずっと前にもらった簾と、既製のヨシズで、西日対策を講じられた。そして、方丈周りの掃除も済ませ、夜間照明の点検もした上で、中村さんと村上さんを迎えた。翌朝食は「テラスで」と妻は願い、初めて試みる椅子の塗装作業に励んだが、天が味方をしなかった。


花束贈呈を無事に終え

拍手に中村さんが応えた
当週の大団円は木曜日の夜だった。花束贈呈を無事に終え、観衆の方々の拍手に中村さんが応えた時に、なぜか胸が熱くなった。打ち上げも無事に終え、帰宅すると一帯に薪風呂を焚くスギやヒノキの香りがただよっていた。歓談のつまみにと、妻はカキの葉寿司などを用意していたが、そのご褒美にと、妻はこの日の花束を譲り受け、大喜び。

打ち上げも無事に終え

妻はこの日の花束を譲り受け