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「2年かかった」
99年の9月、フナイ・オープン・ワールドというフォーラムの中で「農的暮らしからエコビレッジへ」というセッションを企画して、やらせてもらった。その時に、参加頂いたのが、森孝之さん、佐藤文彦さん、相根昭典さんである。
今考えると、随分と堅苦しいタイトルだったなと思うが、それでも400人近い方々が参加してくれた。私は、この大舞台に立って、緊張のあまり頭が真っ白になったが、それでも何とか言葉が出てきて、セッションはスムーズに流れていった。終わったときは、一様に「とっても良かった」との感想を頂いた。
そのセッションの一番最後に、私は、「今後、これをきっかけに、インターネット上でエコビレッジに関する情報を発信して希望者のネットワーク化をします。」と表明した。そこに集ってくれた人との繋がりを深めながら、「理想の村」づくりに着手したいと、その時思っていた。
しかし、その後、コンサルティングの仕事が多忙となって、前に進めることが出来ずにいた。「このままじゃ嘘つきだなあ」と後ろめたい思いをもちながらも、どんどんと月日は過ぎて行き、その思い自体が風化していった。
月日が流れた。
その間、世の中では、インターネット・バブルがあって、程なく、はじけた。
サスティナブルという言葉がビジネス界では段々と定着し、シックハウスという言葉が市民権を得だした。
オープンワールドでも入居者を募集した「エコビレッジ日野」は、昨年12月にとうとう完成し、マスコミで沢山とりあげられるようになった。
私は「プランづくり」という仕事に限界を感じ、エンドユーザーと直接繋がって、目に見えるプロジェクトを実現したいと考えるようになり、気が付いたらディベロッパーに席を置いていた。
そうして、このサイトが出来た。
2年かかって『嘘つき』のレッテルははげたわけである。
皆さん、本当にどうぞよろしくお願いします。
「時代は変わっていく、私達が変えていく、この場で目に見えて……」って事をこのサイトで実現したいんです。
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