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思ったことは十分の一かなう 03/01/13

 

そんなことを最近ある人と喋っていた。

ちょうど一年前に、「ホンモノの地上げ屋になりたい」と書いた。

具体的には、シュタイナーと大網のことに就いて触れた。

さて、1年振り返ってみると、

まあ、担当から外れるわ、事業はほとんど凍結状態となるわ…………「トホホ、さんざん」と言えば、そうもいえる。

でも、見方を変えると、確かに少し前に進んでいる。私は拘わりなくっても確かにシュタイナー・プロジェクトは進んでいるようであるし、そしてそして、私は年末から大網に住んでいる。

やっぱり始めに「思い」があって、現実はそれに10歩も後から遅々として付いてくるんだなあというのが、1年を振り返っての実感である。

さらに言うと、勤務先まで変わってしまった。デベロッパーを離れて、環境問題をあつかう公益法人に席を置くことになった。

さてさて、今年はどんな年にしようかとあれこれ思う。

いい言葉が思い浮かばない。

思い浮かばないのは、目の前が獏としているからではなくって、むしろ、あまりに輪郭がはっきりとして、キャッチ・フレーズじゃくくれない程、シビアだからなんだろうと思う。

「人生ってごまかしが効かないように出来てんなあ」というのが、最近つくづく思う事で、それを自覚して、瞬間瞬間、錬り抜いていかんとなあ、と、観念してしまったような気分で迎えた新しい年だった。

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